アンコールワットの見学後、そのままアンコールトムへと向かいます!
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アンコール・トム
「大きな都」という意味を持つアンコールトム。
1020年、スールヤヴァルマン1世により建造が着手され、12世紀のジャヤヴァルマン7世の時代に最盛期を迎えました。
周辺を一辺3kmの堀と高さ8mの城壁で囲まれた都には、中心寺院のバイヨンをはじめ、貴重な遺跡がたくさん配置されています。
まずは、南大門から内部へと進みます。
門には4つの顔を持つ観世音菩薩が掘られていて、入っていく人を見下ろしているかのように見えます。
欄干が「乳海攪拌」の像になっています。
門をくぐったら、真っ直ぐアンコール・トム中心寺院「バイヨン」へ。
たくさんの大きな尊顔に圧感されます。
四方を向く巨大な顔が3体並ぶスポット。ガイドさんが、ここで写真を撮りな!と勧めてきます。
ここにも、アンコールワットと同じく巨大なレリーフが描かれています。
アンコールワットのレリーフは神話をモチーフにしたものでしたが、バイヨンの第一回廊のそれは、庶民の日常を描いたものがほとんど。
中には、化粧直しをする宮廷女史や、出産シーンを描いたものも有りました。そういうクスリと笑えるレリーフをじっくり見ていくのも面白そうですね。
皆こぞってご尊顔と並んで写真を撮っていました。私たちも例に漏れず、ガイドさんにたくさん写真を撮ってもらいました。
バイヨン見学後は、バプーオンと呼ばれる遺跡へ。このバプーオン、「隠し子」という意味を持ちます。
その後はゾウのテラスへを見学しました。王が閲兵などの式典を行ったと考えられているこのテラス。ゾウ、ガルーダ、蓮の花などのレリーフが施されています。
テラスの両端は、3つの頭を持つゾウが、蓮の花を鼻で摘んでいます。面白い建物でした。
アンコールトムは全部回ろうとすると広すぎるので、これくらいで切り上げてもらいました。
このアンコールトム、象に乗って見学することもできるみたいです。縦に揺れて大変そうですけどねー!
タ・プローム
アンコールトムと後にし、次に向かったのはタ・プローム。
こちら、巨大な樹にすっぽりと覆われた寺院遺跡。自然の力を明らかにするために、あえて発見当時の姿のままで保存されているそうです。
この建物の奥へ進んでいきます。
そこには、巨大樹に侵食された世界が広がっていました。
全体的にこの遺跡内には、どこか退廃的で神秘的な雰囲気が漂います。
空まで伸びているかのように大きな樹。
このタ・プロームは、映画「トゥーム・レイダー」の舞台ともなった遺跡ということでも有名。巨大樹と遺跡のコントラストが興味深いですね。
遺跡を踏み潰しているかのように見える巨大樹。
ガイドさんは、パノラマ機能を使って巨大樹を上から下まで収めた記念写真を撮ってくれました。それを真似してパシャリ。
タ・プロームには、仏像はほぼ残されていませんが、木の隙間からひっそりと覗くデバター(女神)がいました。
血管のように幹が枝分かれした巨大樹。
人工物よりも自然が勝つ、そんな自然の真理を見せつけられたかのような遺跡でした。
友人が、アンコール遺跡の中でなら「タ・プローム」が一番面白かった!と言っていたので楽しみにしていたのですが、その言葉通り、大変見ごたえがありました。
子連れでの見学はどうだった?
こちらもアンコールワットに続き、子連れでの見学でしたが、アンコールトムのバイヨンは1歳時の足じゃ歩けませんね。
ずっと抱っこしていました。そのうちに寝てくれたから良かったです。
タ・プロームは、多少なら歩けますが、木の根っこや石があるので歩き辛いです。という訳で、基本的にこちらも抱っこ。
小さい子ども連れのアンコール遺跡見学は、どうしても抱っこが必須になってきます。できれば抱っこ紐で移動できるうちに行くほうがおすすめです。
おむつ替えなどは、チャーターした車の中を利用させてもらいました。
まとめ
こんな感じで、アンコールワットで朝日鑑賞 → アンコールワット内部 → アンコールトム → タ・プロームと見学してきました。
アンコールワットの美しいレリーフと、荘厳さも良かったですし、圧巻のバイヨンも素晴らしかったですし、タ・プロームに漂う神秘的な雰囲気も、とても興味深かったです。
この後、ランチとお土産屋さんに連れて行ってもらいましたが、とにかく眠くて疲れがたまって、ホテルに帰ったらバタンキュー(古い?)でした (´∀`;)
体力に自身のない方は、朝日鑑賞のあとに、一度ホテルで休むプランの方が良いかもしれませんね。
※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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