前回6月に開催された「小児科の榎本先生になんでも聞いちゃおう!の会」。
タイで子育てする中で疑問に思ったことを、日本のお医者さんに聞いちゃおう!という趣旨で開催されました。
子どもの身体・病気に関する不安や疑問を、日本の先生にざっくばらんに相談できる、個人的にもかなり有意義だった会。
それが好評だったので、この10月にも開催されました。
という訳で、この会で出てきたママたちの質問と、それに対する先生の回答を、全部まとめて当記事でシェアしちゃいます!!
毎回学びの多いこのイベント。参加できなかったママたちにも、新しい発見があれば嬉しいです。
第1回開催の質問&回答はこちら。こちらもかなり参考になります!
https://www.bangkok-pukuko.com/entry/samitivej-hospital-event
Contents
疑問に回答していただく先生
まずは、私たちの疑問に答えてくれる、榎本先生ご夫妻についての紹介から。
榎本真宏先生
※似ていませんが、当記事ではこのイラストで紹介させていただきます。
神戸大学医学部博士課程修了。日本アレルギー学会専門医。日本新生児学会専門医。小児アレルギー、新生児分野の臨床専門医として第一線で活躍する一方、神戸大学医学部小児科や世界的に高名なカナダのトロント小児病院などで行なっている小児医学研究分野でも数々の表彰を受けている。
穏やかな語り口調で、どんな質問も分かりやすく答えてくれる榎本真宏先生。
この会では、「まさ先生」と呼ばれていました!!
榎本 未織先生
※似ていませんが、当記事ではこのイラストで紹介させていただきます。
東京慈恵会医科大学、ハーバード医科大学卒業。医学博士。日本小児科学会認定小児科専門医。
まさ先生の奥様。2歳の男の子のママをされています。語り口調から優しさが溢れていて、かつ的確に私たちの疑問にお答えいただきました!
この会では、「みお先生」と呼ばせていただくことに。
今回は、まさ先生とみお先生の息子くんも一緒でしたよ。可愛かった♡
では早速、まさ先生とみお先生に色々聞いていきましょう!!
タイで出される薬について
鼻水止めの薬
鼻水止めの薬として出される抗ヒスタミン薬。
熱性けいれんの既往歴がある場合には、誘発してしまうことがあるので、鼻水止めとして代わりにムコダインが処方されることもありますが、ムコダインは副作用も弱いですが、正直効きも悪いです。
ただの鼻水や風邪くらいであれば、飲ませる必要はありません。
薬よりも、鼻うがい(子どもが嫌がらなければ)の方がオススメです。
夜中の咳止めの薬
シングレアは喘息の薬です。
喘息は、夜中寝るときに咳が悪化する傾向があるので、同じように夜中咳き込むのであれば効くんじゃないかと処方したのでしょう。
鼻水(アレルギー性鼻炎)を止める効能もあり、副作用もあまりないので、気軽に出せる薬の1つです。
子どもの病気について
卵アレルギー
まず前提として。1歳の子どもだと、おおよそ10人に1人の割合でアレルギーの子がいます。
そして、そのほとんどの子が4〜6才までに勝手に治ります。
今回のお子さんの場合、症状を聞く限りでは、2歳の段階で良くなってきているので、今後おそらく徐々に良くなっていくと判断できます。
ですので、負荷試験は必要ないかと思います。
段階に応じて卵を摂取 → 食べる → ブツブツ → 摂取量を減らす(やめる、ではない)を繰り返していきましょう。
また、幼稚園で症状が出た場合の処置についてですが、病院への最短アクセス経路を確認しておくこと大切です。
特に、アナフィラキシーが出て、ぜいぜいと息苦しそうに場合は、素早く病院へ連れて行く必要があります。
ブツブツが出たとき用に、お守りとして抗ヒスタミン薬を持たせるのもいいでしょう。
アレルギーが確定しているか疑われている食品を単回または複数回に分割して摂取させ、症状の有無を確認する検査
①原因食物の確定診断、②安全に摂取できる量の決定または耐性獲得の診断のために行う
食物経口負荷試験とは│食物アレルギー研究会より引用
子どもの発達にについて
指しゃぶり
アメリカの歯科医師学会では、指しゃぶりは1才でやめさせるように言われています。理由は歯並びが悪くなるから。
ただ、1才を超えて指しゃぶりをやめさせるのは相当難しいです。
今できる方法としては、やめさせるのではなくて、ガーゼやハンカチ等で置き換えさせる、バギーに乗るときなどはオモチャを持たせるなど。または、無言で指を払いのけて規制する。
2才になってくるとコミュニケーションが取れるようになってくるので、やめるように話してみる。(例:指が痛い痛いだから、しゃぶるのはやめようね〜)
それでたとえやめなくても、3〜5才になると自然に指しゃぶりは収まってきますよ。
今までしなかったのに、2才になって急に始まった指しゃぶり。
眠たいときやお腹がすいたときに、よくしゃぶるんだそう。
2才だとコミュニケーションが取れるので、別のサイン(眠たいときには、ねんねのポーズなど)に置き換えるなどすれば、習慣にはならないはずですよ。
なんでも口に入れる
小さいものを摘もうとするのは、指の発達において大切な発達段階です。
汚いものを口に入れるのも、多少は仕方ありません。
飲み込むと危険なものだけ除去してあげて、あとはあまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
うがい
歯磨きの後のうがい、赤ちゃんはできませんよね。
歯磨き粉さえ口に含んでいなければ、口に水を含んで飲むだけでも大丈夫。
喉の細菌を洗い流してくれる効果があります。
手洗いは小さい頃からでもできるので習慣づけましょう(お手拭きでもOK)
離乳食
お子さんがバナナを食べてるときに窒息しかけたんだそう。
そのときはママの適切な処置で事なきを得ましたが、それから手づかみ食べさせるのが怖くなっちゃったとのこと。
離乳食は、その時期の子にあった「固さ」と「大きさ」が一番大切。
トイレットペーパーの芯を通るものは、子どもの口は飲み込んでしまいますが、食道はもっと細いので、噛めない子どもには小さくして与えましょう。
丸のみの時期から、ママが「もぐもぐ」して見せて、噛む習慣をつけていくのもいいです。
健診
病院側からお知らせをすることはありませんが、希望があれば外来で予約をして健診することができます。
ただ、歯科検診はないので、それだけ別で歯医者さんに行く必要があります。
サミティベートの歯科にも小児歯科医がいるので、健診のついでにみてもらうのもありです。
半年に1回は、歯も見てもらいましょう。
タイの生活ならでは
大気汚染
バンコクだと大気汚染が気になりますよね。
ただ、赤ちゃんにずっとマスクをしておけというのも無理なもの。
空気清浄機も、ないよりはあったらいいけど、喘息に効果的とはまだ言えないとのこと。
喘息の症状は、引越しをしたり、飼っていたペットが死んでしまったときに治るケースがあるんだそうで、結局は汚染されている場所から離れることしかできないんだそうです。
脱水症状
あまり水を飲まない等は、そこまで心配しなくても大丈夫。
ただ、おしっこが半日出ていないなどの症状があれば心配ですね。
飲みやすいもの(子どもが好きなもの)や、水分を含む食事でなるべく水分補給を心がけましょう。
ちなみに、下痢による脱水のとき、オレンジジュースは酸味があるので吐きやすく不向き。ココナッツウオーターなんかは身体にも良くてオススメなんだそう。
乾燥
冷房などで案外乾燥しているバンコクの空気。
乾燥時には、とにかく保湿が最重要。一般的な保湿剤の効き目は2〜3時間なので、こまめに塗ってあげましょう。
また、タイの硬水が合わずに肌荒れしたときも、まずは保湿。
もし日焼け止めを塗ってあげるときは、保湿剤の上から日焼け止めの順番が正解です。
救急車
タイにも公共の救急車はあるんですが、田舎だと1台しかなくてすぐに来てくれないこともあります。
また、タイ語になるので(バンコクは英語対応可)、日本人が使うにはハードルが高そう。
→1669
バンコク以外の地域に遊びや旅行で出かけるときには、そこの国際病院の連絡先をあらかじめ確認しておくと、万が一のとき、病院に直接連絡ができ、その病院の救急車が呼べるので安心です。
ちなみにサミティベート病院には13台の救急車が有り、混雑時には応急処置用のバイクも用意されています。
とはいえ、スクンビット周辺で救急車を呼ぶ人は非常に稀です。
みかん
そういうものなので、アレルギーではありません。
まとめ
以上、サミティべート病院で開催された「第2回・小児科の榎本先生に何でも聞いちゃおう!の会」レポートでした。
今回も色々なお話が聞けて、大変興味深かったです。
終わってから、あれも聞いたら良かった〜とか、これも聞きたかったのに〜とか色々出てくるんですよね。
次回開催までにメモしておかないと笑
このイベント、不定期開催ではありますが、ひめママのメルマガに登録しておくと案内が来ます。
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第1回開催の質問&回答はこちら。こちらもかなり参考になります!
https://www.bangkok-pukuko.com/entry/samitivej-hospital-event
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