バンコクの幼稚園紹介。
今回は、ソイ40奥にある「バーンラック幼稚園」です!
シュタイナー保育を実践していて、タイ語保育という日系幼稚園の中では変わり種の幼稚園。
記事の最後に、実際に通わせている保護者の声を掲載しています。是非参考にしてみてください。
バーンラック幼稚園とは
バーンラック幼稚園は、シュタイナー教育を実践する幼稚園です。
日系幼稚園では唯一のタイ語保育という点も特徴的。広々とした自然いっぱいの園庭がとっても素敵です。
シュタイナー教育って何?って方は、以下どうぞ!
シュタイナー教育とは?
オーストリア生まれのルドルフ・シュタイナーが1919年にドイツで始めた教育実践。
シュタイナー教育の最も大きな特徴を一言で言えば、「からだ」と「こころ」と「あたま」のバランスを大切にする、ということです。
大人になったときに、身体だけ発達し過ぎるのも、感情的になり過ぎるのも、頭でっかちになり過ぎるのもよくない。身体と心と頭が「バランスよく調和する」ことが、人間にとって大切だ――ということが、シュタイナー教育ではとても重視されています。
シュタイナー教育を受けた日本人は、あまりいませんが、俳優の斎藤工さんは小学校までシュタイナー教育を受けていたそうです。
バーンラック幼稚園はこんな方にオススメです!
- シュタイナー教育に興味のある方
- 縦割り保育に興味のある方
- 自然いっぱいの環境でのびのび育ててあげたい方
- 厳しい雰囲気よりは、ゆるい雰囲気の方がいい方
- タイ語保育で大丈夫な方
- なるべく長い時間預かってほしい方(最大18時まで可)
バーンラック幼稚園の場所
バーンラック幼稚園があるのは、スクンビットソイ40。最寄り駅のトンロー駅からは、歩いて15分ほど。
トンロー駅から歩いていく場合、ソイ40を南下していくのが近道ですが、車通りが多いので子連れだとちょっと危ないかなと。
ソイ40からタクシーに乗っていくルートが安心です。
ソイ40に入って少し行くと、右手に普通の一軒家に見える園舎が現れます。
バーンラック幼稚園の見学予約
見学は、いつでもOK。指定の曜日などもありません。
電話で問い合わせてみてください。
バーンラック幼稚園の保育目標
- 先生・大人による「させる教育」ではなく、子ども自身が考え、創造すること、目的を持った意志や気力等が自然に培う教育
- 異年齢保育(縦割り保育)により子供同士が尊敬の念やいたわりの心を自然に培う教育
- 日常の保育活動を一つ一つが「自然」に、現代において失われがちな「自然」とじっくりふれあい、心の平安・楽しみを育んでいく教育
シュタイナー教育ということで、「先生が指示をしない」「教科書を使用しない」など型にはめないことで、子ども自身から自然と生まれる独創性、自主性を育みます。
バーンラック幼稚園内の様子
バーンラック幼稚園は、園庭がとっても広くて、自然に囲まれた環境なのが魅力です。
緑の木々に囲まれた園庭で、植物や小動物に直接触れたり、育てたりと、自然に楽しめるように園庭を整備されています。
園庭の遊具も、手作りで温かみのあるものばかり。
少し前に新園舎も完成!
スクンビットの中心部にある園とは思えない雰囲気です。
一部まだ手直しも入っていて、2022年春現在は集会などで使われているそうです。
幼稚園というよりは、温かみのあるタイの家という感じ。
こちらはプール。プールの授業はどの学年でも週に1度あります。ナーサリー部の子供は、こちらではなく簡易プールを使用します。
園ではオーガニック牛乳とヨーグルトを販売していて、園児・保護者用には毎週月曜日に送迎バスで事前注文分を届けてくれるそうです。
バーンラック幼稚園の学級編制
ナーサリー(1.5〜3歳児) | 2クラス(10人+15人) |
幼稚園(3〜5歳児) | 3クラス(20人+25人+25人) |
入園は1.5歳児から可能。クラス編成は縦割りで行っているそうです。
バーンラック幼稚園の保育時間
9:00〜16:00
その後、1時間100バーツで最大18時頃までなら預かり可能。働いているお母さんにとっては嬉しいですね。
バーンラック幼稚園での1日の流れ
バーンラック幼稚園では、細かいスケジュールは決まっていません。
朝の集まり、クラス内での自由遊び、天気が良ければ外遊びといった感じ。
月曜日 | 花輪作り |
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火曜日 | パン作り |
水曜日 | プール |
木曜日 | 水彩画・クレヨン画 |
金曜日 | 読み聞かせ・人形劇 |
10時過ぎにオヤツ、12時頃(ナーサリーは11時頃)に昼食を取ります。
バーンラック幼稚園の給食
タイの食材を使った辛くない子供向け料理。木曜は和食。
ちょうど体験保育にお邪魔した日は、具がたっぷりの春雨スープ。なんと私の分までいただいちゃいました!とろみがあって美味しい〜!!
オヤツは午前中にハーブティーと果物。
バーンラック幼稚園の学期区分
バーンラックは4学期制です。各ターム毎の休みは2週間程しかありません。
- 1学期:4月下旬〜7月下旬
- 2学期:8月上旬〜10月上旬
- 3学期:10月下旬〜1月下旬
- 4学期:2月上旬〜4月上旬
バーンラック幼稚園の行事
保護者参加 | ロイカトーン、バザー、ファミリーデー、誕生日会 保護者会(年3回)、鯉のぼり七夕まつり、お雛祭りなど |
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園児のみ参加 | タイの行事にそって(ワイクルーなど) |
保護者の協力で行う行事が多々あるそうです。(参加不参加は自由)
バーンラック幼稚園の保育料金
最初にかかるお金
入園金 | 20,000 |
保険料 | 480 |
合計 | 20,480 |
※入園金:二人目から10,000バーツ
※保険料:次年度より年1回支払いあり
※制服2着・運動着上下3着・寝間着2着・エプロン・シーツ・枕カバー・弁当入れ・リュックサック込
毎月の保育料
保育料 | 10,000 |
教材費 | 1,400 |
水泳(プール維持費・コーチ料) | 400 |
バス代 | 3,500 |
合計 | 14,900 |
※実際には、上記の金額は学期ごとに支払います。
※保育料:2人目割引あり
バーンラック幼稚園に通わせている方の声
それでは、実際にバーンラック幼稚園に通わせている保護者たちの声を聞いてみましょう!
本当は全員分の回答をそのまま載せたかったのですが、回答多数のものなどは、省略させていただいています。
ご協力いただいた方、本当にありがとうございました!
ここに書かれている声は、あくまで個人の感想です。
鵜呑みにしすぎず、実際に園を見学して、それぞれのお子さんに合うかどうかを見極めてください。
また、良い点や不満点は、制度変更されてたりすることもあるので、見学のときに園に確認するようにしてください。
バーンラック幼稚園に決めた理由
2023年
- 保育料が安い(回答多数)
- 園庭が素敵
- 休みが少ない
- 相談すれば話を聞いてもらえる
- タイ語教育ですが、日本人園長がいる安心感
- スクンビットにありながら、足を踏み入れた途端に鳥の囀りが聞こえてくる園庭で、雰囲気が素晴らしい
- この園に入れるためにタイに移住したと言っても過言ではありません笑
- 落ち着いてのびのびできる環境で学ばせようと思ったから
2022年
- 緑の多い園庭でのびのび遊べそう(回答多数)
- せっかくならタイ語に触れさせたい(親はまったくタイ語が話せません)
- 見学&体験した時、先生と子供たちが暖かく楽しく接してくれた
- 園長先生のキャラがおもしろかった
- 子ども第一の保育だから
- 長期休みが短い
- 給食を園でちゃんと作っている&おいしい
- 保育料が安い
2018年
- 家から近い
- 保育料が他園に比べて安い(回答多数)
- 自然いっぱいのお庭が素敵だった(回答多数)
- 園庭の遊具が手作りだったり、自然が多い中で遊ばせたかった
- 自然の中でのびのび遊べる
- タイに住むからにはタイらしい幼稚園に通わせたかった
- タイらしい環境の中でのびのびと保育して欲しいと思っていた
- のびのび子供が過ごせそうなカリキュラムだった事(回答多数)
- 以前からシュタイナー教育に興味があった
- 園長先生にお会いして人柄に惚れ込み即決
- 1歳半から入園可能(実際にはしっかり歩けたら1歳半前でも入園可能)
- お勉強無しでのびのび自由に過ごせそうな感じが良かった
- 給食が和食とタイ料理の両方が出る
実際に通わせてみて良かった点
2023年
- 子供達の縦のつながりが強く小さい子に大変優しく接してくれた
- 日本の行事も多くあり、タイにいながら日本の文化を感じられる
- 日常会話はタイ語なので、タイ語でタイの方とコミュニケーションができるようになった
- 妻がタイの生活に慣れるか不安だったのですが、保護者参加型の行事が多く、自然と友達が出来て行きました。タイのママとも仲良くできているのが、良いですね。
- 縦割りで年上の子と接する機会が増えて子供が一気に成長した
- 園長先生をはじめとした先生方のあたたかさ
- ほぼ自然教育で感受性が鍛えられる
- 食事が美味しい
- カフェが併設
- タイ人と日本人の父兄も仲がいい
- タイ人の父兄は知的で教育熱心な方が多いイメージ
- お父さん方は気さくで面白い方が多い
- 日本人の感覚からするととても緩く、大概のことは融通がきく
2022年
- 自然といっぱい触れ合える(回答多数)
- シュタイナー教育ならではの柔らかい世界観に触れられる
- 優しい気持ちになれる
- 個性や個人のペースを尊重してくれる
- 自分で考え遊べるようになる
- 感受性が豊かになる
- 先生たちが温かい
- 先生方がベテランで優しい
- 子どもを第一に考えてくれる
- のびのびと愛情たっぷりに生活させてもらえた。教育というより、生活するということを主としているためか、子供たちが生き生きとしている印象がある
- 子供の自己肯定感が大きく育つ。先生方が暖かく見守ってくれて、先生もお友達も自分も大好きな子になりました
- タイ語環境に自然に馴染んでいた(回答多数)
- タイ語ができなくてもなんとかなる(コーディネーター的な佐藤先生が間に入ってくれるか、いらっしゃらない時も割となんとかなります)
- 誕生日に特別なイベントを個人でやってくれる
- ロイカトンやファミリーデーのタンブンなど、タイらしいイベントがある
- 日本にはないタイでしか経験出来ない思い出が出来る
- 勉強をしない。人によると思いますが、幼稚園の間は思いっきり遊んでほしいと思うので私には良かった点でした
- 縦割り保育なので年下の子を気にかけて優しく接するようになった。年長になるとお姉ちゃん・お兄ちゃんの自覚を持って積極的にお手伝いをしてくれる
- とにかく融通がきく。帰りのバスをお友達のおうちで降ろしてもらえたり、その他諸々相談したら大抵どうにかしてくれます
- 持ち物が少ないから助かる
- 園行事に参加したい保護者の方には特におすすめ
- 役員制度もなく、母達の中で出来る人が作業するから強制的な事は無い
- きどらない保護者が多い。シュタイナー教育が好き!というよりは自然いっぱい、のびのびした雰囲気が好き、という保護者の方が多かった
- 毎日給食がある
- 制服が可愛い
- 保育料がリーズナブル
2018年
- 制服が可愛い
- 融通がききまくる(例えば帰りの園バスを、友達の家やサミティベで降ろしてもらうことが出来る。その他、結構なんでも対応してもらえる)
- 16時まで延長保育が無料
- 4学期制で休みが少ないので助かる
- 縦割りクラスで大きい子の真似をして自然に色々な事が出来るようになった
- 園長先生の教育方針が素晴らしく、先生達も園児達に愛情をもって接して下さるので安心して預けることが出来る
- 先生が保育ベテランのタイ人、ひとりひとりの園児のことを心から可愛がってくれる
- タイ人先生、スタッフが子供たちに優しい
- 毎日夢中で遊んで、園児たちが皆本当に子どもらしく純粋で素直に育っている
- 食事が調味料も含めて、ほぼ全てオーガニック食材。出汁もちゃんと取ってる
- 給食(タイ料理、日本食)が美味しいようで毎日おかわりしているよう
- おやつが果物、ハーブティーなので安心
- 園全体が細かい事を気にしないのでうるさく言われない
- 園が細かい事やらないので、逆に保護者がしっかりしていて皆が協力的
- 係仕事はやりたい人がやればいい、の空気だったこと
- 母主体の行事がいくつかあり、参加することで自分の世界が広がった(手芸とか、工作とか)
- いつでも参観できいつでも参観日になる
- タイ人の保育士さん、スタッフさんですが言葉が通じなくともなんとかなっている
- 子供が葉っぱや木の実を持ち帰ってくるので、自然の中で遊んでいると実感させてくれる
あえていうならの不満点
2023年
- イベント等の連絡が遅い
- 日本人の園長先生以外はタイ語か英語でのコミニュケーションとなる。が、なんとかなる
- 通知や連絡がギリで、尚且つ意図が伝わらない事が多々ある。が、タイ語のできるママさんのおかげでなんとかなる。
- 色々探しても思いつきませんでした。多分ハマる人にはハマる幼稚園かと思います
2022年
- 行事の詳細がギリギリの連絡
- あまりにも園のことが分からなくて最初は不安になりました(少しずつわかっていきました)
- 連絡帳のようなものがないので、日々の様子や気になることがある時は自分から情報を取りに行かなくてはいけない
- 園のこだわりや良さをもっと園から説明してほしい。例えば、園庭で植えている木の種類にもシュタイナー教育上の意味があることや、園児が裸足で遊んでもいいように薬品を使わず(または厳しく選定して?)芝生をメンテナンスしていたことなど、ナーサリーから4年間通いましたが、卒園間近に初めて知りました笑
- 緑が多い分蚊に刺されやすい
2018年
- 流行っている病気などの情報は自分で取りに行かないと手に入らない
- 行事日程の連絡が直前に来る(保護者会の日程が一週間前に決まるなど)
- 園からのお便り等が無く、日常の様子が分からない。気になる事があれば先生に直接聞く感じです
- 担任の先生がタイ人なので、タイ語ができないと細かい様子はわからない(しばらくしたら慣れてこちらも気にならなくなりました笑)
- 幼稚園のシステムなど説明不足
オンライン授業の様子(コロナ禍)
- 正直、オンラインではこの園の良さはなかなか活かされません。それでも、一生懸命やってくれました。絵の具や、パンを焼くためのイーストや、その他教材(布や毛糸刺繍など)を先生が届けてくれて、オンライン授業以外のおうち時間でも遊べるように配慮してくれました
- 雑談から始まり出席確認をして曜日毎の幼稚園でしている内容を観ます
- 決して強制が無いので、気分がのらない日や途中退席が出来てオンラインをこなさなきゃいけないプレッシャーは無かったです
- 子どもに無理をさせない自由参加されたでよかった
- 教材もなく、自由参加に近かったので楽でした
- 授業料には見合っていないが、コロナ禍なので仕方がない
以上、バーンラック幼稚園について紹介させていただきました!
その後入園された方で、アンケートに協力してもいいよという方は是非よろしくお願いします!
バーンラック幼稚園 施設詳細
住所 | 23 Saeng Chan, Phra Khanong, Khlong Toei, Bangkok 10110 タイ |
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地図 | Googleマップで開く |
電話 | 081-919-5269(佐藤さん・日本語) 02-392-8807 |
メール | sato.masaki.baanrak@gmail.com |
SNS | Facebook・Instagram |
※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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