いまだ、駐在妻に勝ち組のイメージを持ってる人がいます。
一時帰国のときとか、周囲の友人に「優雅な生活をしてるんじゃないの~?」なんて聞かれたりすることもしばしば。
かくいう私も、「駐在妻といえば、毎日のようにお友達とランチ、買い物や習い事にいそしみ、頻繁にホームパーティを開催し、家事はお手伝いさんにやってもらって、週末は運転手付きの車で旅行…」みたいなイメージを持っていました。(だからこそ、駐在妻になるのが怖かったんですが。)
でも決して駐在妻は勝ち組ではありません。むしろ私は、駐在妻という立ち位置に強烈な危機感を持って生きています。その理由について書いてみたいと思います。
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駐在妻の実態
実際、元々描いていたようなイメージの生活をされている方も多いと思います。ホームパーティ、ランチ、習い事、買い物…まさに駐在妻を表すワードたち。
でも、そこまで散財するような人は、私の周りにはいない気がします。割と堅実に生きている人が多いです。
確かに、駐在期間中は、お金は貯まるかもしれません。
現地の住居費を出してもらって、赴任手当も多少なりとも上乗せしてもらっていたら、日本にいる時よりはお金は貯まります。月10万の家賃の家に住んでたとしたら、その分を払わなくていいのだから、単純に年収が120万アップするのと同じことです。
ただ、赴任期間が2~3年と割と短期で決まっている場合は、日本の住居をそのまま残してきている人も多いです。そうなると、現地の住居費を出してもらっても、日本の住宅ローンがあるので、そんなにお金は貯まりません。
駐在妻のリスク
日本の家を処分することで、たとえ多少なりとも貯金ができたとしても、それ以上のリスクを背負って駐在妻は駐在夫に帯同してきています。
それは、仕事を辞めてきているということ。
もちろん、元々専業主婦の方も多いかと思いますが、それと同じくらい日本で仕事を持っていた方もいらっしゃると思います。
たった数年の駐在期間のために、一生の仕事を辞めて来ているのです。
確かに一般的な水準と比べると、駐在夫は高収入かもしれません。メイドや運転手さん付のリッチな生活ができるかもしれません。でもそれも一時的なものです。
もし、夫が体を壊して入院ともなれば、家庭に入る収入がゼロになってしまいます。そう考えると、夫の収入に頼りきった生活というのは、なかなか怖いものがありますよね。
もちろん、単身赴任という選択もあります。
でもやっぱり、数年間夫婦別で離れて暮らすかどうかという問題は、損得だけで考えられるものではありません。結婚したからには、夫を支えてあげたいという気持ちはもちろんあります。
こればっかりは、どっちが良い悪い、正解不正解というものでもありませんよね。
ご存知ですか?生涯年収の違い
私が日本で働いていた会社は、産休育休、時短勤務への理解が深く、妊娠出産後も正社員として復帰して働く人が多い会社でした。それも見越して転職したというのもあるのですが。
女性の場合、子供を産んでから正社員として雇ってもらうのは、けっこう困難なことです。ですので、子供を産む前にキャリアプランを考えるのは必然なことでした。
そんな風に考えるようになったきっかけの一つに、プレジデントの記事を読んだことも大きかったです。以下のような図が載っていたんです。
妻が正社員なら、生涯収入の差10倍超! 「ラクして小銭を稼ぐ」家計術:PRESIDENT Online – プレジデント
これだけ生涯年収が変わるのです。
私の場合、駐在がなければ、「正社員8年、子育て7年、正社員23年…1億0923満円」のキャリアプランを考えていました。
もちろん、日本に帰って正社員の職が見つかればいいのですが、子供ができていた場合や、日本帰国時の年齢のことを考えれば、正社員は難しいかもしれません。
固く考えるのであれば、「正社員8年、子育て7年、パート23年…8,131万円」となるでしょう。他国へのスライドで駐在期間が延長になれば、もっと少なくなる可能性もあります。
その差約3,000万円!
いくら駐在家庭がお金が貯まるといっても、さすがに3,000万円は貯まりません。
リスク回避のために
周囲の人を見ていると、積極的に自分にできることを探してやっている人も多いです。
例えば、習い事で得た知識を生かして、本帰国してから教室やサロンを開く方もいます。
タイ料理や、カービング、タイマッサージ等々、日本で需要のありそうな習い事を意識的に習っておくということも有りだと思います。
空いた時間を生かして、語学や資格の勉強をされている方もいるでしょう。
あと、クラウドソーシングで稼ぐというのもひとつです。ネットを使えば、海外でも、在宅でも仕事を請け負うことが可能です。
有名どころで言えば、クラウドワークス でしょうか。他にも様々なサイトがありますので、自分に合ったものを探してみてください。
特にスキルがないという方は、文章を書く仕事がおすすめです。会員登録をして、自分の書けそうな案件の記事を書くだけで謝礼が貰えます。下のリンク先からどんな仕事があるのかをチェックできます。
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まとめ
日本に本帰国してからのキャリアプランについては、はっきり言って完全に白紙です。
でも、帰国時に何歳になっているのか、子供はいるのか、夫の帰国後の職場がどこか、によって変わってくるので、本当に読めないんですよね。
私は割と計画的に人生を生きていきたい人なので、不安がないといえば嘘になります。そうはいっても、悲観的になっても仕方ないので、今の生活を楽しみつつ、将来に向けて自分のできることを考える、有意義な時間にしたいなと思います。
あれ?なんかレポートみたいな記事になってしまった(´・ω・`) 肩こるわー
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