こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
タイ正月の水かけ祭り「ソンクラーン」や、灯籠流しの「ロイクラトン」など、タイでは世界中から観光客が集まってくるような有名なお祭りがあります。
有名なその2つのお祭り以外にも、「タイのここでしか見られない!」と思えるような魅力的なお祭りが、ほぼ年中どこかで行われています。
そこで今回は、タイ全土で「ぜひ見ておいてほしい!」と思うお祭りをまとめてみました!
それぞれのお祭りの魅力や注意点などを一気にご紹介!
1月から12月までの主な日程も紹介していますので、どの時期にどんなお祭りが行われているのか、チェックしてみてくださいね。
2024年版 イベントカレンダー
リンクがあるものについては、個別の記事で詳しく紹介しています。
開催日 (開催予定日) | イベント名 | 場所(県) |
毎年2月の 第1金土日 2月3-4日 | フラワーフェスティバル | チェンマイ |
2月10日 | 春節(旧正月) | タイ各地 |
3月14日~ | プラナコーンキリ・ムアン・ペッ・フェア | ペッチャブリー |
4月13-15日 | ソンクラン(タイ正月) | タイ各地 |
5月10-12日 | ブン・バンファイ(ロケット祭り) | ヤソートーン県 |
7月7-9日 | ピーターコン祭り | ルーイ県 |
7月20-21日 | キャンドルフェスティバル | ウボーンラーチャタニー県 |
7月20日 | キャンドルフェスティバル | アユタヤ |
10月17日 (予定) | 光のボートパレード・フェスティバル (ラーイルアファイ) | ナコーンパノム県 |
10月2–11日 | ベジタリアンフェスティバル 菜食週間(キンジェー) | プーケット島 タイ各地 |
11月29-30日 | パタヤ国際花火大会 | パタヤ |
11月15日 | ロイクラトン祭り | タイ各地 |
11月15日 (予定) | スリン象祭り | スリン県 |
未定 (2023年は 11月8日-12日) | ピマーイ・フェスティバル | ナコーンラーチャシーマー県 |
未定 (2023年は 12月8日-17日) | クウェー川鉄道週間 | カーンチャナブリー県 |
未定 (2023年は 12月15日-24日) | アユタヤ世界遺産祭り | アユタヤ |
フラワーフェスティバル
2024年の開催日は2月3日~4日
※毎年2月第1週の土日に開催
チェンマイのフラワーフェスティバルは、毎年2月第1週の土曜日と日曜日に、旧市街のノーンブアクハート公園(地図)で開催されるお祭りです。
ハイライトは、初日の土曜日には、フラワーフロート(花山車)のパレード。
パレードは、朝8時から、チェンマイ市内のピン川が流れるナワラット橋から始まり、旧市街のターペー門、そして掘に沿ってゴール地点のノーンブアクハート公園まで、約5kmに渡って行われます。
パレードが終わると、フラワーフロート(花山車)はノーンブアクハート公園に展示されます。夜もライトアップされるので、涼しい時間に見に行くのもオススメ。
タイではプアンマーライ(花輪)など、花を使った美しい細工が盛んですが、この花山車はタイの花の美しさとタイ人手先の器用さを、これでもかと魅せてくれます。
ひとつひとつの山車に近づいてみてみると、ここも生花なの?!とびっくりするような細工ばかりだよ
1年の中で最も気候が穏やかで、花が長持ちするこの季節に行われる花祭り。
このお祭りのためにチェンマイに行く!、というよりも、この季節のチェンマイ自体が快適でおススメですので、チェンマイ旅行にプラスアルファの楽しみとして訪れるといいかもしれません。
春節(旧正月)
2024年の開催日は2月10日
2025年は1月29日の予定
春節(Chineese new year)は、中国・中華圏における旧暦のお正月。中華圏で最も重要とされる祝祭日で、中国のみならず、アジア圏の数多くの国で祝われています。
タイでは春節は祝日ではありませんが、タイ全土に多くの中華系タイ人がいるため、タイの至る所でも春節は祝われます。
特に盛り上がるのが、バンコク最大の中華街、ヤワラート。
ワット・トライミット(地図)とヤワラート通りを中心に、春節の前後で数多くのオブジェが飾られ、特に夜になると美しくライトアップされます。
町中が春節のシンボルカラーである赤で彩られ、待ちゆく人たちも皆赤い服を着ています。
タイにいながらにして、中国のお祝いも出来てしまうというのがいいですよね。タイの歴史と文化の多様さを伺うことができます。
ヤワラートはものすごく混雑するのでちょっと…、という方は、春節の日であれば、バンコクの商業施設の至る所でお祝いや催し物が開催されていますので、それだけでも十分に見ごたえがありますよ。
プラナコーンキリ・ムアン・ペッ・フェア
2024年の開催日は3月14日~21日
プラナコーンキリ・ムアン・ペッ・フェアは、バンコクから車で車で1時間半、ペッチャブリー県のプラナコーンキリ国立歴史公園(地図)のふもとで行われるお祭りで、1週間にわたって開催されます。
プラナコーンキリ国立歴史公園(地図)のカオ・ワンの丘の上には、1859年にラーマ4世が建設したサマーパレスがあり、ペッチャブリーのシンボルになっています。
お祭りのハイライトは、開催期間中に毎日あがる花火。
この花火+地元で繰り広げらるたくさんの屋台が、どこか日本の夏を思わせ、地元の花火大会に帰省したかのような懐かしい気分にさせてくれます。
また、ペッチャブリーは伝統工芸技能者が多く住んでいる地域でもあり、タイの代表的な影絵「ナンヤイ」の展示やワークショップなども開催されています。
ナンヤイの魅力についてはこちらの記事をご覧ください。
丘の上のサマーパレスは、ふもとから見ると、バンコクのワット・サケット(地図)の様な雰囲気がありますよね。
ペッチャブリーはバンコクから近い割にはあまり知名度が高くないのですが、魅力にあふれたおススメの町ですので、ぜひお祭りの機会に訪れてほしい場所の一つです。
ソンクラーン(タイ正月)
2024年の開催日は4月13日~15日
2025年は4月13日~15日の予定
タイの正月であるソンクラーン。タイの水かけ祭りといえば、知らない人がいないくらい有名なお祭りですよね。
ソンクラーンは、もともとは仏像や年長者などの手に水をかけてお清めをするという伝統的な風習。
1年で最も気温が高い暑季に行われるため、だんだんと形を変え、今では通行人同士が水をかけあって楽しむ「水かけ祭り」として有名になりました。
毎年4月13日〜15日の3日間にわたって開催され、タイの祝日にも定められています。
バンコクはもちろん、タイ各地で独自のイベントが開催され、この日は防水対策をしなければ町を歩けないほど。
バンコク中心地のシーロム通りやカオサン通りでは、タイ在住者や外国人観光客を中心に、大規模な水かけ合戦が行われます。
また、セントラル・ワールドやサイアム・スクエアといった大型商業施設でも、水かけイベントが開催。
バンコクの他では、アユタヤ、チェンマイ、プーケット、パタヤなどで楽しむことができます。
また、サムットプラーカーン県プラプラデーン地区では、通常のソンクラーンから1週間ほど遅れて開催されます。
まだまだ水かけ祭りを楽しみたい!という方へのおススメです。
タイ在住者は、ソンクラーンの長期休暇に海外旅行や日本に一時帰国をしてしまう人も多いので、この1週間遅れのプラプラデーンの水かけ祭りはぜひいろんな人に知ってほしい!
ブン・バンファイ(ロケット祭り)
2024年の開催日は5月10日~12日
ブン・バンファイ(ロケット祭り)は、旧暦6月頃、タイ東北(イサーン)地方で行われる、雨乞いのお祭りです。
最も有名なのがヤソートーン県のパヤーテーン公園付近で行われるロケット祭り。
毎年50~60本のロケットが打ち上げられ、ロケットが無事に空高くあがれば、その年は雨に恵まれた1年となり、五穀豊穣に恵まれるといわれています。
会場では、あちこちにロケット発射台が設けられています。
これ、どこまで近づけるんかな、危なくないかな…、と心配になるくらい、至近距離でロケット打ち上げを観覧することができます(基本自己責任です)。
ロケット自体も手作り感にあふれ、時には打ち上げに失敗することも。臨場感たっぷりの発射を楽しめます。
会場では、手作りの打ち上げロケットもあちこちで売られています。こんな風に気軽にロケットが打ち上げられる機会、なかなかないですよね。
間近で見るロケットの打ち上げは、轟音ですごい迫力なのに、周囲はどこかのんびりとした雰囲気。
こんな緩~い雰囲気で楽しめるロケット祭りも、タイならではの魅力ですね。
発射の間隔が長くて、日よけなどもない炎天下の中で行われるので、暑さ対策&休憩を挟みつつ観覧を楽しもう
ピーターコン祭り
2024年の開催日は7月7~9日
ピーターコンとは、タイ語で「ピー」=霊、「ター」=目、「コン」=仮面劇という意味。
その名前の通り、ピーターコン祭りは、精霊の姿をした村の人たちが、行列をなして盛り上がるお祭りです。
イサーン(東北)地方ルーイ県のダーンサーイ(地図)という小さな村で行われます。
お祭り当日は、秋田の「なまはげ」をおもわせる、インパクト満点の奇妙な仮面が、村人すべてが扮してるかと思うほど大量に町中にあふれます。
爆音に載せて、いつ果てるとも知れない踊りを繰り広げる仮面集団たち。
タイの中でも他では感じることができない熱気と興奮が味わえます。
仮面の姿ももちろん見ていて飽きないのですが、1日参加してみると、仮面の下の村の人たちの素顔をあちこちで垣間見ることができて、これがまたいいんですよね。
ちっちゃな子が踊り疲れて、仮面かぶって踊るお父さんの背中で寝てたりする姿が、ホントにかわいいんよ
仮面パレードだけじゃなく、お坊さんを神輿で担いでめっちゃ上下させたり、ロケットの打ち上げがあったりと、1日楽しめるお祭りです。
注意点は、メインとなる仮面のパレードは1日限りということと、とても小さな村で行われるので、宿の確保が難しいところ。そして結構アクセスが大変です。
早めに宿を押さえるか、ツアーでの参加がおススメです。
キャンドルフェスティバル(ウボーンラーチャタニー)
2024年の開催日は7月20日~21日
タイでは、雨期が本格的となる陰暦8月の十六夜の日のことを「カオパンサー(入安居)」と呼び、タイのお坊さんたちはこの日から約三ヶ月間、寺院にこもり修行に励みます。
かつて、この修行を行うお坊さんたちのために、人々がロウソクを奉納したことから、この時期は、タイの各地でキャンドルフェスティバルが開催されます。
その中で最も大きな規模を誇るのが、タイ東北(イサーン)地方のウボンラーチャタニー県で行われるキャンドルフェスティバルです。
各市で作られたろうそくの山車が、昼夜に渡って町中をパレードし、その美しさを競います。
キャンドルフェスティバルはタイの他の地域でも行われますが、ウボーンラーチャタニーの蝋燭細工は、他では見られない美しさと迫力にあふれています。
パレードを終えた山車は、市内中心の広場に集まります。広場ではワークショップや移動遊園地、沢山の屋台が並びます。
蝋燭をはじめとするワークショップは、子連れでも楽しめるのが魅力ですね。
キャンドルフェスティバル(アユタヤ百年市場)
2024年の開催日は7月20日
もう一つ紹介したいキャンドルフェスティバルは、アユタヤ郊外のラーチャドー百年市場(タラートラーチャドー)で行われる、水上ボートのお祭り。
一見「キャンドルはどこ?」と思われるかもしれませんが、船の上のたくさんの花に囲まれて、1艘につき1本のオレンジ色の蝋燭が立てられています。
市場の前の運河が、それぞれに美しく飾り立てられた水上ボートで埋め尽くされる姿は、まさに壮観!
ラーチャドー市場(地図)自体も、百年市場のその名の通り、歴史を感じさせるオールドマーケットで、歩いていてとても趣を感じます。
こちらは比較的新しいお祭りなのですが、バンコクから日帰りで行けるのが魅力で、おススメです。
光のボートパレード・フェスティバル
2024年の開催日は10月17日
※例年旧暦のオークパンサーの日に開催されます
先ほどご紹介したキャンドルフェスティバルが行われる「カオパンサー(入安居)」の対をなすのが、「オークパンサー(出安居)」です。
オークパンサーは、仏陀が安居を終えて地上に戻った日のことで、この日もタイ各地で色々な催し物が行われるのですが、中でも有名なのが、北イサーンのナコーンパノムで行われる光のボートパレード「ラーイルアファイ」です。
ナコーンパノム市内(地図)を流れるメコン川流域で、木で作られたボートに灯りをともしていくのですが、なんとこのボートの大きさは高さ26メートルと、ビル8階くらいの高さ!
このボートは全部で12艘あり、点火ができたものがから順次メコン川を流れていきます。
オークパンサーの満月を背に、地元の人たちが描かれた図面にあわせてひとつひとつ灯りをともしていく姿。この過程が本当に美しく、心動かされる光景でした。
ナコーンパノムという、タイのはじっこで行われているこのお祭り。
他にも灯籠流しが出来たり、仏塔の前でパレードが行われたり、ボートレースも見れたりと、大充実なので、1人でも多くの人に伝えたいお祭りの一つです。
ベジタリアンフェスティバル
2024年の開催日は10月2日~11日(予定)
タイに住む中華系の人たちにとって、春節と並んで重要な行事が「キンジェー」と呼ばれる菜食週間です。
キンジェーの期間になると、中華街を中心に、シンボルカラーである黄色の装飾が至る所に目立つ様になります。
この時期に、プーケット全土の中華寺院を中心に、「ベジタリアンフェスティバル」が9日間に渡って開催されます。
お祭りの中心となるのが、オールドタウン近くにあるジュイトゥイ寺院(Jui Tui Shrine)(地図)。
普段はひっそりとしたこの中華寺院も、この期間は白い装束を着た人たちで溢れかえるそう。
プーケットのベジタリアンフェスティバルは奇祭としても有名で、Web検索すると、剣の上を裸足で走ったり、体に穴を開けている人たちの画像が出てくることも。
苦手な方には注意が必要です。
その異様な一面から、奇祭というところにスポットがあたりがちですが、タイの人たちにとっては、非常に神がかった神聖な儀式なのだそう。
菜食週間が行われるのはプーケットだけではなく、バンコクでもタラートノイ(地図)と呼ばれるエリアを中心に、たくさんの黄色い提灯が飾られます。
この期間にタイに訪れた方は、ぜひ中華街を中心に街歩きを楽しんでほしいです。
タイの菜食週間「キンジェー」についてはこちらの記事をどうぞ。
パタヤ国際花火大会
2024年の開催日は11月29~30日
※例年11月最終週の金曜日と土曜日の2日間開催
パタヤ国際花火大会(Pattaya International Fireworks Festival)は、名前の通り数カ国からパタヤに花火師が集まって、それぞれの国ごとに花火が打ち上げられるお祭りです。
メイン会場はパタヤビーチ(地図)ですが、歩行者天国となっているエリアが広い上に、ビーチ全体から花火を観ることができます。
日本の花火大会と違って、「人が密集し過ぎて動けない!」ということはあまりないのでご安心を。
ただ、交通規制をする関係でパタヤ全体で混雑が予想されるので、早めに到着してパタヤで宿泊するのがおススメ。
大会当日は花火だけではなく、ビーチ上にステージが用意され、花火の前後や合間にはアーティストによるライブが行われるので、ビーチで夏フェスの様な雰囲気を楽しめますよ。
ロイクラトン祭り
2024年の開催日は11月15日
※15日を起点に、開催地によって開催期間が異なります
ロイクラトン祭りは、毎年陰暦12月(通年11月頃)の満月の夜におこなわれる、乾季のタイで最も有名なお祭り。
ロイクラトン祭りは、バンコクをはじめ、タイ全土で行われます。
その中でも、世界中から観光客を集めているのが、ディズニー映画「ラプンチェル」をおもわせる、ランタンを空に上げる「コムローイ」(イーペン祭り)。
こちらは北タイのチェンマイで行われます。
ロイクラトンは平日に開催されることも多いので、「チェンマイのイーペン祭りに今年は行けないなあ…」というときは、スコータイ歴史公園で10日間ほど開催される「キャンドルフェスティバル」もおすすめです。
ロイクラトン祭りは、タイ各地でそれぞれオリジナリティに富んだお祭りが行われていますので、個人的にはコムローイ以外の魅力にも、是非触れてほしいと思っています。
タイの主なロイクラトン祭りについてはこちらをどうぞ。
チェンマイのコムローイ祭りは詳細をまとめているよ。
スリン象祭り
2024年の開催日は11月15-16日(予定)
※通常は11月第3週の土日に開催
タイで最も有名な動物といえばそう、象ですよね。
そんな象が大活躍するお祭りが、南イサーン地方のスリン県で行われる象祭り(Surin Elephant Round Up Show)です。
会場となるエレファント・ショー・スタジアム(地図)では、タイ各地から集まってきた200頭以上もの象が大集結!
メインとなるエレファントショーでは、子象たちが仮装行列をしたり、サッカーの試合をしたり、大合戦を繰り広げたりと、まさに規格外のスケール。
人生で象を200頭を一度に見る機会なんて、このお祭り以外では絶対ない!!
ショーは土日に行われますが、出来たら金曜日に前日入りして、市内を練り歩く象たちのパレードや、えさやりにも参加したいところ。
町中をわがもの顔で歩くたくさんの象。その迫力と、時折見せるチャーミングな姿に、タイでもっと象好きになること間違いなしです。
スリンをはじめとする南イサーンはクメール時代の遺跡も数多く残されており、この遺跡を舞台に行われる夜の光と音のショーも魅力の一つ。
スリンも小さな県なので、宿がすぐに埋まってしまうのが難点ですが、お隣のブーリラム県からアクセスすることも可能なので、遺跡と象の南イサーンをぜひ堪能してほしいところです。
ピマーイ・フェスティバル
2023年の開催日は11月8日~12日
2024年の開催日は未定
スリン象祭りに近い時期に開催される、遺跡を舞台にしたお祭りをもう一つご紹介。
南イサーンの都市ナコーンラーチャシマー県郊外のピマーイという町に、タイで最大級と言われるクメール遺跡の歴史公園があります。
このピマーイ歴史公園でも、年に1度、遺跡を舞台にした光と音のショーが行われます。
ライトアップされた遺跡を背景に繰りひろげられる、古代クメール帝国の栄華を描いた歴史劇は、幻想的な雰囲気と、タイムスリップしたような迫力を感じることができます。
ピマーイフェスティバルは、演者さんとの距離が近いのがすごくいいんです。
そしてなんといってもステージ自体が本物の遺跡なので、ある意味高級な舞台よりも迫力があります。遺跡好きさんには是非足を運んでもらいたいお祭りですね。
クウェー川鉄道週間
2023年の開催日は12月8日~17日
2024年の開催日は未定
クウェー川鉄道週間は、カンチャナブリーのクウェー川に架かる橋「クウェー川鉄橋」周辺で毎年12月に行われる、赤十字のフェアで、10日間に渡って開催されます。
このお祭りのハイライトは、クウェー川鉄橋(地図)のたもとで行われる、実際の鉄橋を舞台として行われるショー。
この鉄道と鉄橋が、どのような歴史をたどって今に伝わったのかがわかります。
劇の中で鉄道が完成し、悠然と蒸気をあげながら蒸気機関車が発車していくシーンは迫真そのもの。
ショーのほかにも、歌唱コンテストやミス・ピース・コンテスト、アーティストのコンサートなどが無料で観覧できます。
カンチャナブリーを走る「泰緬(たいめん)鉄道」は、日本とも非常に関わりの深い場所にですので、乾季のカンチャナブリー旅行と併せて見に行ってほしいお祭りです。
アユタヤ世界遺産祭り
2023年の開催日は12月15-24日
2024年の開催日は未定
アユタヤ世界遺産祭りは、1991年にアユタヤの遺跡群がユネスコによって世界文化遺産に指定されて以降、毎年行われるようになったお祭りです。
アユタヤ旧市街のワット・プラ・マハータート(地図)が舞台となって、光と音のショーが行われます。
敷地内の一角は屋台エリアとなっており、入り口で現金とアユタヤ時代の石のような貨幣と交換して、その貨幣で買い物をすることができます。
会場全体でアユタヤ時代を体験できるのがとても楽しいです。
世界遺産祭りの音と光のショーは、デジタルを駆使した舞台演出と大音響で、他にはない迫力を味わえます。
戦いに明け暮れていたというタイのアユタヤ王朝時代。ショーもその歴史を表すように、後半は馬や象の迫力ある戦いがくりひろげられるよ
本物の遺跡を舞台にしたショーの魅力はやはり別格。
ショーが終わった後は象に乗った演者さんたちと写真撮影をしたりする時間もありますよ。
アユタヤ世界遺産祭りは、開催期間が10日間と長いのもありがたいところですね。
乾季のアユタヤは過ごしやすく観光にも適していますので、ショーと一緒にアユタヤの遺跡巡りをしてみてください。
まとめ
以上、タイ各地のお祭りをまとめてみました。
こうしてみると本当に、タイならではの魅力にあふれたお祭りがあちこちで開催されていますよね。
「ここに行きたい!」というものが見つかりましたら、ぜひタイ各地に足を運んでみてくださいね。
※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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