バンコク観光

古都トンブリーのゲストハウス【Luang Prasit Canal Home】でタイドラマな1日

Sunnyside

こんにちは!Sunnysideです。

タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。

バンコクがもっと好きになる、街歩きも楽しめちゃう宿泊先を、シリーズで紹介していきます。

5つ星ホテルからホステルまで、バンコクには数多くの宿泊施設がありますが、せっかくならば「そのお宿でしか味わえない特別感」を味わいたいですよね。

街歩きが楽しいエリアに滞在すると、その地で暮らす人たちのリアルな日常を感じたり、夕暮れや朝の情景を見ながら宿でゆったりと過ごしたりすることができます。

そんな、バンコク街歩きがもっと好きになるお宿を、おすすめの街歩きエリアと併せて紹介していきます。

今回ご紹介するのは、古都トンブリーにあるお宿Luang Prasit Canal Home(ルアン・プラシット・カナル・ホーム)

築100年以上のチーク材でできた木造の古民家を改装したゲストハウスで、タイの昔のライフスタイルをそのまま味わうことのできるお宿です。

タイ国政府観光庁のWebサイトで初めてこのお宿を知ったとき、「タイドラマに出てくる家みたい!」とすごくテンションがあがって即宿泊。

後日、このお宿が、私が見ていたタイドラマの実際の舞台だったということがわかり、更に興奮したという、思い出のお宿です。

詳しく紹介していきますね。

古都トンブリーの古民家エリアからアクセス

Luang Prasit Canal Home(ルアン・プラシット・カナル・ホーム)は、BTSシーロムラインにある「ポーニミット」駅からアクセスします。

ポーニミット駅から宿までのルートは約1キロ、徒歩13分程です。

BTSを降りて、ひとつ路地に入れば、もうそこは昔ながらの街並み

18世紀に、タークシン王とともにアユタヤからトンブリーへと移り住んだ人々の集落が、恐らく当時とそう変わらない姿で今も残っています。

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華人がたくさん移り住んでいた時代の名残りと、発展したチャオプラヤー川対岸の新しい高層ビルの対比がたまらない!

チャオプラヤー川対岸のトンブリー地区は、あまり観光地化もされていないため、住んでいる人たちのそのままの生活ぶりを垣間見ることができます。

タイのローカルな街並みが好きな人には、たまらないエリアですね。

ちなみに、予約した時に宿の人から道順案内で送ってもらった写真がこちら(下)です。

この写真を事前を見ておかないと、「この細道ホントに入っていいんですかね?」って不安になる路地裏ですよね?

細道の両側は、普通の家々が立ち並んでいます。

この左の「192」と書かれている扉の奥が、今回のお宿。

今までバンコクでたくさんの宿に泊まってきましたが、過去最高にお宿な感じがないアクセスでした。

家の前でホストさんに「着きました!」と連絡をし、鍵を開けてもらって中へ入ります。

タイの昔ながらの生活ぶりが体験できる一軒家

路地からは塀で隔てられて中が見えなかったのですが、敷地内に入ってみると一転、アイスグリーンの可愛らしい家が目に飛び込んできました。

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まるでシルバニアファミリー?!窓もバルコニーも凝ってる!

敷地内には家が2軒あって、両方の間の細道の奥から、庭にアクセスできます。

家の壁に、トンブリー地区の地図が飾ってありました。

このエリアでは運河があちこちに張り巡らされていて、水路も移動手段なのが特徴的なんです。

奥に出ると、緑の木々にあふれた可愛らしいお庭がありました。

このお庭の裏門、どこに繋がっていると思いますか?

なんと、門の向こうはバンコクヤイ運河!

歩いて出るための門ではなく、船で出かけるための門なんですね。

実はこの辺りは、写真好きさんの中では有名な、「ワットパクナムのビックブッダを運河から撮影できるスポット」でもあります。

宿泊した際は、ぜひこの裏門から外の様子も見てみてくださいね。

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現在では、住んでいる人の生活の足はほとんど道路になってるけど、今でもごみ収集などは奥まった住宅街には入れないので、この運河を走るごみ収集船で回収されるんだよ。

運がいいとみられるかも…?

お庭からも、お部屋に直接アクセスできます。

宿は一棟借りなので、基本的に気に入ったどのお部屋でも滞在することができます。

部屋の上部にある、ステンドグラスの温かみが本当に素敵

昔は灯りは高価だったから、少しでも自然光から部屋に明るさを取り入れようとしていた工夫がうかがえます。

こちらが2階のベッド。

どの部屋も、もともと家の人が使っていたであろう家具がそのまま残されていて、きっとこんな感じで暮らしていたんだろうな、というのを肌で感じることができます。

ゲスト用のお水も、こんな可愛らしい感じで置かれていました。

「子連れで泊まりに行くよ」と伝えていたからでしょうか。バルコニーではミッキーたちがお出迎え。

この、家から運河が見られる景色、最高に気持ちいいです。運河には、バンコクの暑さも和らげる効果があるのかもしれません。

古民家を改装しているので、トイレやシャワーなどの水まわりは、決して快適ではないです。

昔ながらの家にお邪魔させてもらう、というスタンスで泊まるといいと思います。

夕ご飯はお庭か、外にお出かけ

バルコニーから見たお庭の様子。

運河が音を吸い取るのか、どの部屋にいても本当に静か。

チェックインしてから昼寝したり、ぼーっとしたり、とにかくゆったりとした時間を過ごしました。

夕方になると、宿のあちこちに、温かい灯りがともりました。

運河側の壁は、ほとんど柱しかないので、庭から運河の景色を楽しめます。

見た目にも涼しいし、実際に涼しい夜風が入ってきてました。

この宿は夕ご飯は出ないのですが、このお庭が本当に居心地がいいので、食べ物を持ち込んだりデリバリーなどをして、ここで食べるのもおすすめです。

夕ご飯のもう一つのおススメは、BTS「ポーニミット」駅の近くにあるムーガタ屋さん「Tui Mu Kratha-Mu Chum Pho Nimit

決してアクセスがいい場所ではないはずなのに、週末の夜に行くと整理番号が出るほどの長蛇の列。

ここのムーガタは、お肉が安くて美味しいことももちろんですが、つけダレ(ナムチム)が飲んでもいい!と思うほど美味しい

ムーガタ好きさんでも、なかなかここまで足を運ぶ機会はないかと思うので、この機会を逃さず食べましょう。

翌日のご飯はタイスタイル。カオマンガイとポメロを頂きました。

ちなみに翌日朝にようやく気が付いたのですが、泊まっていた家の中にはキッチンがないんです。

それもそのはず、昔のタイでは煮炊きは住居の外で行われていたんですね。

ダイニングとキッチンという、日本では見慣れた家族の生活の場が家にないというのも新鮮で、朝から貴重な経験をさせてもらいました。

Luang Prasit Canal Home街歩きの楽しみ方

Luang Prasit Canal Home(ルアン・プラシット・カナル・ホーム)」のあるトンブリーエリアは、街歩き好きさんにはたまらない景色の宝庫

  1. 国鉄タラートプル駅からウォンウェンヤイ駅の陸路ルート
  2. ビックブッダなどが臨めるバンコクヤイの運河ルート

今回は2つの街歩きルートを紹介しますね。

① 国鉄タラートプルー駅からウォンウェンヤイ駅の陸路ルート

「街歩きの楽しいエリア」として人気の、国鉄タラートプルー駅周辺

電車が通っていない時間帯は線路を歩けてしまうタイ国鉄や、屋台群の中に隠れた名店がいくつもあるタラートプルー駅前など、昼でも夜でも散歩が楽しい場所です。

宿からは徒歩15分程かかってしまうのですが、せっかく近くに宿泊しているので、あえて夜に行ってみるのも楽しいです。

国鉄は、この温かみのあるオレンジの駅舎がいいんですよね。

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ただ、駅前周辺を除いて基本的に住宅街エリアは夜は真っ暗になるので、完全に日が落ちてから、女性だけで街歩きすることは推奨しません。

昼間であれば、この国鉄タラートプルー駅から、線路沿いの通りや、その北側の道路づたいに、隣の国鉄ウォンウェンヤイ駅まで歩いてみるのもオススメです。

お菓子屋さんや乾物屋など、思わず写真を撮りたくなる昔ながらのお店が、至る所に並んでいます。

タークシン王の時代は、多くの華人がバンコクに移り住んできたので、街並みにのあちこちにそのなごりがあり、中華街の様な趣きも。

こちらのお店では、大きな蒸しパンの様なものを作っていました。食べ方が気になります。

線路わきに干されたバナナの葉。

突如現れるモスク。トンブリーに首都がおかれていた当時、世界各地から商人たちが移り住んできたのでしょうね。

国鉄ウォンウェンヤイ駅に着きました。

直線距離で歩けば20分足らずの道ですが、ちょっと気になった路地裏に心誘われるままに入り込んでみると、いくらでも深みのある景色に出会えますので、ぜひゆっくりと街歩きしてみてください。

ちなみに国鉄ウォンウェンヤイ駅は、バンコク郊外の海の玄関「国鉄マハーチャイ駅」にもつながっているので、毎日新鮮な魚介が届きます。

駅前の市場散策も、また楽しいですよ。

②ビックブッダなどが臨めるバンコクヤイの運河ルート

せっかくの運河沿いのお宿、この機にぜひバンコク水路の魅力にもハマってほしいところです。

「Luang Prasit Canal Home」でもボートツアーを提供していて、事前にDMで相談をすれば、ツアーの手配もしてくれます

朝ごはんを食べてすぐ、家の目の前にボートが迎えに来てくれた時は家族で大興奮!

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ホテルの前にロールスロイスが来たって、こんなにワクワクはしないと思う

この日はあいにくの雨だったのですが、ボートは屋根付きなので快適。

意外に雨季におススメのツアーかもしれません。

陸路とはまた違った視点の、ボートの中からみるトンブリーの町並み。

これがまた生活感にあふれていて心躍るんですよね。

よく見ると、昔ながらの家の多くは、運河側にも扉があることがわかります。

ボートツアーの最大のハイライトは、何といってもワットパクナムのビックブッダ

色々なところから垣間見えるこの大きな大仏に少しずつ近づいていくワクワク感がたまりません。ぜひワットパクナムも、水路からアクセスしてみてください。

その他にも、木のトンネルで有名な国鉄ジョムトーン駅や、アーティストハウス、水上マーケットなど、見どころがたくさん。(※ツアーでのアレンジが必要です)

道路では遠回りなところも、水路で行くとあっという間に早くついてしまったり、街歩きが好きな方でも、こんな風に移動できるのかと新鮮な気持ちになるかと思います。

ちなみに私たちは、国鉄タラートプルー駅の屋台で買ったご飯を、タイの多段弁当箱「ビントー」にいれてボートの中でつまみ食いしながら移動しました。

小型ボート貸し切りだと、こういった融通もききます。

バンコクヤイ運河のボートツアーはこちらの記事で詳しく紹介していますので、人数やアレンジ具合など、目的にあわせて利用してみて。

まとめ

以上、トンブリーにある古民家のお宿「Luang Prasit Canal Home(ルアン・プラシット・カナル・ホーム)」と、国鉄駅の街歩き、バンコクヤイ運河のボートツアーについて紹介しました。

ちなみにこの家が舞台になっているタイドラマ「Love Beyond Frontier」は、ワットアルンに始まり、アンパワーやチェンマイなど、観光PRドラマかな?と思うくらい、毎回色々なところをロケ地にしているので、タイ好きさんなら見ているだけで楽しいと思います。

バンコクを肌で感じられるお宿に泊まって、一段とタイを好きになっちゃってくださいね。

バンコク街歩きがもっと好きになるお宿シリーズ
  1. 【ロイラロンホテル(LoyLaLong Hotel)】:リバーサイドの隠れた楽しみ
  2. 【AMA Hostel(アマ ホステル)】:ヤワラートの路地裏を満喫できる宿!バンコクの街歩きを楽しもう

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