こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
ブンカーンの断崖絶壁のお寺「ワット・プートーク」へ子連れで登ってきました。
ワット・プートークは、深い緑に囲まれた岩山に感銘を受けた僧侶が、この地を瞑想の場として切り開いた場所。
1969年に建設が始まり、5年もの年月をかけて完成させたそう。
山頂へと続く階段が、悟りへの道を象徴しています。
こちらを子連れで登ってきたので、その様子をレポートしていきます。
ワット・プートークのふもとから出発
ブンカーンへはウドーンターニーから車で訪れました。
ブンカーンへの道中で、ウドーンターニーにあるイサーン最強のパワースポット「カムチャノート・ワンナーキン」にも訪れています。
ウドーンターニー観光とセットで回るのもオススメです。
ウドーンターニーから車で2時間半ほどで、ワット・プートークのふもとに着きました。
敷地内には、ワット・プートークが観光地化されつつあることを受けてか、岩をモチーフにしたモニュメントが建造中でした。
個人的には自然は自然のままでいいと思うのだけど、タイは観光地になるとこういうのを作っちゃう傾向にある
これからのぼるワット・プートークの山が見えてきました。
下から見ると「それほど高くないかな?」という印象です。
入り口はこんな感じ。ワット・プートークはお寺なので、歩きやすい服装をしつつも、過度な露出は控えましょう。
ワット・プートークは7つの階層から成り立つ
ワット・プートークの構造は7つの階層に分かれており、階段で上下に移動します。
お寺部分があるのは第5階層で、その上は山道になっています。
当時、小学生&未就学児の子供連れで、第5階層までで片道1時間半、合計約3時間の道中でした。時間には余裕を持って登りましょう。
最初は登山道のような、階段の道から始まりました。
第3階層までは、このような山道を進んでいきます。
第4階層への行き方として、途中で分かれ道がありました。
右が残り200メートル、左が220メートルとなっており、看板を見るだけでは正直「何が違うんねん?」という感じ。
ここはガイドさん曰く、「右がおススメのルート」らしいです。理由は後ほど説明しますね。
第3階層の終盤で、ようやくイメージしていた「断崖絶壁の参道」にたどり着きました!
参道の道幅はこんな感じ。写真で見るとわかるかと思いますが、「結構道幅はあるな」という印象。
柵の方に近寄らなければ、思ったほどの怖さはありません。
岩がところどころ突き出しているので、体が大きい人の方が苦労するかも。子供たちには関係がなく、むしろ楽しんでくぐったりしてました。
プートークとは、タイ東北地方(イサーン)の方言で「孤立した山」を意味するそうです。
そういえば、チェンカーンで雲海が見られる山も、プートークだったなあと思い出しました。
第3階層をぐるりとまわり、第4階層への階段をのぼります。
階段は結構急なので、登りはいいですが、下りだとかなり怖そう。
私たちは午後ワット・プートークを訪れたので、太陽がさんさんと指して、なかなか暑かったです。水分は忘れずに持参しましょう。
第4階層も、最初のうちは道幅がまだまだあります。
実際訪れてみて、むしろ怖く感じるのは大人の方かな?思いました。
柵の高さが大人の股上くらいなので、背の高い人ほど「身を乗り出したら落ちるぜヒエエ!!」感があります。
せめて大人の腰くらいまで柵があると安心感が全然違うのにー!絶妙に怖い
あとタイあるあるですが、普通に柵が壊れている箇所があったりします。
こればっかりは、致命的なところが壊れないよう神様に祈るしかない。
道幅は、せまい所だとこういうポイントも出くわします。
この辺りはさすがにスリルがあって、壁側に寄って歩きました。
基本的に「階層があがるほど狭い道が増える」気がしたので、登りながら徐々に慣らしていくといいのかな。
お寺のある第5階層へ到着
第5階層へと登っていきます。
第5階層からは参道に屋根がついているところも。
ガイドさんいわく、屋根があった方が怖く感じないようなので、危なそうな場所に設置したのでは?とのこと。
参道の穴にお坊さん?の像がありました。
お坊さんが瞑想をするための部屋がありました。
この階層に来ると、ワット・プートークは本来お坊さんたちのための場所なんだな、という印象を強くします。
上に上がるにつれて、段々と作るのが難しくなってきたのでしょうか。参道もなんだか隙間ができてきたりと、心もとなくなってきます。
第4階層までは、あんなにぴっちり木の板が並べられてたのに…。タイ人のゆるさが憎い。
修行中のお坊さんともすれ違いました。
女人はお坊さんに触れてはいけないので、崖とお坊さんと両方に気を使いながらすれ違うのは、別のスリル。
後ろを振り返ると、こんな崖。ガクガクブルブル。
上を見上げると、第6階層の参道が視界に入りました。
下から見てしまうと「自分はこんなとこ歩いてんのか!!」と一気に怖くなります。
岩に穴を開けて支柱を通しているのですが、離れて見ると、もうホントにこの参道が心もとなく見えてきます!
想像力がある人ほど怖くなる場所なはず。
歩いているときの足元はしっかりしているので、むしろ子供たちの方はあまり怖がっていませんでした。
奥の方に、大きな岩が乗ったたように見える場所が目に入りました。
イサーン地方には、地質の違いによる浸食作用で、このようにキノコ岩のようなものができることがあります。
山道でこの場所を見て、お坊さんも瞑想の場所にしようとインスピレーションを得たのでしょうね。
キノコ岩の中は仏像が置かれていました。自然にできた岩の形が美しく、登った達成感と相まって、すごく安堵を覚えました。
キノコ岩から、登ってきた道を振り返ると、参道が斜めになっていて「こんな道を登ってたのか…ヒエ~っ!!」と改めて背筋がゾクゾク。
実際に歩いているときは傾斜はそれほど感じないので、見た目とのギャップがあります。
「第6階層以上は参道が狭いし、景色もほとんど変わらないよ」とのアドバイスを受けて、子供たちの疲れも見て、私たちは第5階層で終わりにしました。
今思うと、第6階層からはさきほどのキノコ岩が上から見れたみたいなので、山頂まで登っておいてもよかったなあ
登り始めてから1時間半ほどで第5階層まで行けたので、往復で3時間以上はみておくといいと思います。
ここからの景色は本当に気持ちよかった!
帰りのルートは怖くない
帰りのルートは普通の山の中みたいな、木が鬱蒼としたところを歩きます。
こっちは全然怖くないじゃーん!
これまで修行してきたお坊さんたちの像でしょうか、えぐられた岩の部分にたくさん並んでいました。
こちらも瞑想の場所。自然の地形を活かした修行場ですね。
かなり狭くて急な階段をどんどんと下っていきます。下りが大変、山登り。
山道をしばらく下っていくと、さきほどの第3階層の分かれ道のところまで戻ってきました。
先ほどの「右からがおススメ」の理由ですが、まとめるとこんな感じ。
右から登った方が、
- 断崖絶壁の参道を登っていくスリルが味わえる!
- 参道は徐々に道幅が狭くなってくるので、逆ルートで行くと一番スリリングなところからいきなり始まって怖い!
- 断崖絶壁を登った先にキノコ岩のお寺があり、達成感がある!
ということで、確かに右側ルートで行った方がいいな、というのが結論でした。
子連れのワット・プートークは、もちろん危険ではありますが、自分でしっかりと山を登れる子であれば、それほど怖くはないかなという感想でした。
ただし、歩くのがまだ苦手という小さなお子さん、高いところがダメという方には、全くオススメしません。
ワット・プートーク 施設情報
名称 | ワット・プートーク |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 6:30〜17:00 |
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※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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