新しくタイで生活する方の懸念事項のひとつは「水」。
タイの水道水は飲めません。外国人だけが敏感になっている訳ではなく、タイ人も飲みません。
水自体は問題ないけれど、地中の水道管やマンションの水道設備などのインフラの老朽化で、各家庭に水が届くまでの間に汚れてしまうとかなんとか。
そんな訳で、家庭での飲料水を調達するためには、主に3つの方法があります。
- 飲料水ペットボトルを購入する
- ウォーターサーバーを導入する
- 浄水器を設置する
という訳で、我が家では浄水器を設置していますヾ(´∀`)ノ
また、浴室シャワーには軟水器と軟水シャワー、それぞれ使ったことがあります。すべてレビューしていきますね!
タイ・バンコクの浄水器いろいろ
浄水器の場合、ほとんどは月々料金を支払いレンタルすることがほとんどです。タイに長く住む方なら買い取りも有りだと思います。
2021年の最新トレンドは、タンクレスの浄水器。
今までだとシンク下が大きなタンクで埋まっていたのですが、タンクレスだと収納スペースを確保できるのが嬉しい。
もちろんタンク有りの従来型も変わらず主流ですけどね。
そしてバンコクには、浄水器を取り扱う会社が色々あります。
正直、取り扱っている商品自体は各社で大きくは変わりません。どこも安心して使える浄水器ばかりです。
あとは細かいところの商品の違いや、月々のレンタル料金、サービスなどでお願いする会社を決める感じでしょうか。
ポルカ・ドッツさんのきめ細やかなサービスにとっても満足していました!
浄水器を使用している感想
浄水器の水を使って、毎日野菜を洗ったり、お味噌汁を作ったりしています。娘が小さいときにはミルクも作ったり。
今まで快適なお水ライフを送っきました。
やっぱり蛇口をひねっただけで安心な水が出てくるのはありがたいです。浄水器の水だと赤ちゃんが飲んでも安心。
あとウォーターサーバーを置いている友達もいますが、それはそれで便利そう。
ウォーターサーバーだとお湯がすぐに出てくるのが良い!コーヒーを飲みたいときにパッと飲めますもんね。
バンコク浴室シャワーのお水事情
浴室のシャワーについては、軟水器をつけている人・いない人それぞれいると思います。
というのも、水道水でも髪や身体を洗ったりするのには問題ないからです。
ただ、タイは水の硬度が120mg/Lで、日本の平均60mg/Lに比べ、2倍の硬度。
マグネシウムやカルシウムなどの水中の硬度成分と、石けんの成分がくっつき、「金属石けん」が生まれます。
これが水に溶けず粘着性もあることから、浴槽に水垢として汚れが残ったり、皮膚の毛穴を塞いで髪や肌の悩みにつながります。
金属イオンの少ない軟水だと、その石鹸カスができにくいというのが最大のメリット。他にもこんな効果があります。
① 保湿感アップ
軟水の特徴は「浸透力が高い」こと。浸透力で、肌や髪の保湿感がアップします。また、石鹸カスが肌や頭皮に付着しないので肌の弱い人も安心です。
② 泡立ち良し
軟水では、石鹸やシャンプーの洗浄成分がそのまま生かされるので、泡立ちが格段に良くなります。
③ バスルームが汚れない
石鹸カスは、バスルームにも大量にこびり付きます。これが、掃除してもなかなか取れなくて困るんです…。我が家も、ガラスが白くなってしまいました。
④ 抜け毛予防
軟水はシャンプーの洗浄力が強いので、頭皮に石鹸カスが残らず抜け毛の予防になります。
では、タイの硬水を軟水にする方法は?というと大きく分けて2つあります。
軟水器を使う
まず軟水器。水栓に直接取り付けるタイプの軟水器を使うと硬度ゼロになります!
水が柔らかいんです。使ってみたら分かります。本当に柔らかい。
そして、シャンプー後の髪のしっとり具合が全然違います。まるで日本の水みたい。アトピー性皮膚炎の悪化や、抜け毛にも効果があるそう。
ただし、メンテナンスで10〜14日に一度、軟水器本体に塩を入れてかきまぜる必要があるのが面倒…。これやらないと全く意味がなくなるそうです。
軟水シャワーヘッドを使う
お手入れが楽なのは圧倒的にシャワーヘッド取り付け型。シャワーヘッドを交換するだけなのでお手軽です。
ただ先に紹介した軟水器に比べると、軟水効果は弱いと言われています。それでも初めて軟水シャワーヘッドをつけたときには水の柔らかさに感動しました。
私が使ってたのは、イオナックのシャワーヘッドです。
イオナックのシャワーヘッドは、タイの会社でも取扱がありますが、楽天からでも直接購入できます。
送料はかかりますが、海外在住者向けだと本体価格を安く設定してくれているので、おすすめは楽天です。
(Amazonは日本国内配送のみ。楽天のリンクを選択してください)
これが使用後4ヶ月のフィルタービフォーアフター。
使用後はかなり目が詰まってます…!
フィルターが汚れていくとお湯の出が悪くなるので、そうするとカートリッジの交換時期だなあとすぐ気づきます。大体半年に1回くらい交換してたかな。
軟水器とシャワーヘッド、どちらも使用した感想としては、ズボラな私としてはイオナックのシャワーヘッドが楽チンで良かったです。
軟水器の塩入れを2週間ごとにするのを忘れがちで、そうすると効果がなくなるなら、それなら軟水効果が弱くてもいいから楽チンな方をおすすめします。
でも軟水器の塩入れは、浄水器業者さんが代行してくれるところも多いので相談してみても良いかもしれません。
タイ・バンコクのお水事情まとめ
以上、タイ・バンコクのお水事情について紹介させていただきました。
結論としては、“キッチンには浄水器かウォーターサーバー・浴室には軟水器かシャワーヘッドがオススメ”ということです。
水道水が汚いことや、硬水なことは残念ですが、日本語でそれを解決する術があって、安心な水が手に入ることは嬉しい限り。
ああでも早く日本の柔らかいお水でゆっくりお風呂に入りたいなあ…(切実)
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