こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
タイ三大寺院をはじめ、バンコクのチャオプラヤー川の周辺は、タイ旅行で訪れたい定番観光スポットが集中するエリアですよね。
このチャオプラヤー川を楽しむのにオススメなのが、主要な観光地を巡ってくれるツーリストボート。
この記事では、チャオプラヤーエクスプレス社が提供するツーリストボート「Hop On Hop Off Boat」について、乗り方や主な見どころなどを詳しく説明していきます。
さえぎるものが何もない、水上ボートから見るチャオプラヤー川の景色は最高!
バンコクの魅力を再発見できますよ。
Hop On Hop Off Boat 運賃・路線図
主要な観光地に行けるチャオプラヤー川のボートは、大きく分けると2種類あります。
- Hop On Hop Off Boat:チャオプラヤー川の定番の観光地のみに停まるツーリストボート
- チャオプラヤーエクスプレス:主に通勤用やバンコク在住者の移動手段として利用される、サトーンとノンタブリー間を行き来する水上ボート
この記事で紹介する「Hop On Hop Off Boat」は、チャオプラヤーエクスプレス社が提供するツーリストボートです。
観光用ということで、綺麗な船体と、英語の音声ガイドがついていることなどが特徴です。
運賃 | 1回券30バーツ 1日乗車券150バーツ |
運行時間 | 8:30〜20:00 |
運行間隔 | 30分 |
サービス | ・英語音声ガイド ・船内トイレ ・フリーWifi ・ライフジャケット ・バリアフリー対応 (車いす、ベビーカー) |
WEB | 公式HP |
チャオプラヤー川の中でも特に見どころが満載の、アジアティークからカオサン通りまでを完全網羅!
Hop On Hop Off Boat お得な購入方法
Hop On Hop Off Boatのチケットは、船着場で購入することもできますが、よりお得に購入できるチケットサイト・Klookがオススメ!
1日乗車券の通常価格150バーツが145バーツで購入することができます。
事前に並ばなくていいので楽ちんです!
Hop On Hop Off Boatの乗り方
Hop On Hop Off Boatは、各船着き場でチケットを購入し、乗船することができます。
この記事では、電車からのアクセスで一番行きやすい「サトーン船着き場(サパーンタクシン駅)」の乗船方法について紹介します。
BTSシーロム線のS6「サパーンタクシン駅」で降りると、2番出口から出て、階段をおります。
そのまま高架線を真っすぐ進みます。
ショッピングモール ICONSIAMの専用シャトルボートの船着き場とほぼ同じ場所にあるので、標識を頼りに進むと間違いがないです。
チャオプラヤー川が見えてきたら、左手に行きます。
このあたりは、他の船の船着き場があったり、ツーリストボートツアーの勧誘をする人がいたりするので、間違った船に乗らないように注意しましょう。
- 左側の窓口:通常のチャオプラヤーエクスプレスボート
- 右側の窓口:ツーリストボート「Hop On Hop Off Boat」
Hop On Hop Off Boatに乗りたいので、右側で購入しよう!
Hop on Hop off Boarは、1回券か1日券を買うことになります。運賃を支払い、チケットを受け取ります。
運賃 | 1回券30バーツ 1日乗車券150バーツ |
運行時間 | 8:30〜20:00 |
運行間隔 | 30分 |
今回は、終点のN13 プラーアーティットまでの1回乗車券のチケットを買いました。降りる場所を、チケットの右上にメモしてくれました。
この乗り場には他のボートの乗客もたくさんいますが、スタッフさんがチケットを見て「どの列で何分くらい待てばいいのか」を教えてくれます。その案内通りに乗船しましょう。
チャオプラヤーエクスプレスでは、乗り間違えがないように、どこの乗り場でも、また船上でも、スタッフさんが丁寧に対応してくれる印象。
分からないことがあれば、スタッフさんに聞こう!
Hop On Hop Off Boatからの景色と見どころ
ボートは30分間隔で到着します。
いろんな船が行き交うのを見ながら待っていると、青空のような船体と、赤い救命浮き輪が目印の、Hop On Hop Off Boatが到着しました(※他のデザインの船体もあります)。
通常のタイのボートは、文字通り飛び乗る(Hop on)ものがほとんどのなか、ツーリスト用のHop On Hop Off Boatはバリアフリー構造。
車いす用に渡しの板も用意されているので、足の悪い方やベビーカーの方も安心して乗ることができます。
サトーン船着き場とお別れして、いざ出航~!
船内の1階席は、黄色と青のカラフルな座席になっています。
立ち乗り用につり革がついていたり、各座席の下にライフジャケットがついていたりと、まさに観光用の親切設計。
英語の音声ガイドがつくのも安心感があります。
オススメは、何といっても屋外の2階席!
普段とは違った高さの視点でみるチャオプラヤー川の景色は、ビール片手に乗り込みたいくらい最高です!
日差しを遮るものがなくて暑いので、飛ばされない帽子を持っていこう!
タクシン橋をくぐるところからスタート。橋の向こうにバンコクの景色が見え始めるのも、冒険の始まりみたいでワクワクします。
橋を渡って最初に右手に見えてきたのは、シャングリラホテルバンコク。
チャオプラヤー川のリバーサイドはハイクラスホテルがたくさん並んでおり、ボートからホテルの建物の全景を見るのも楽しいです。
水路が主要な交通手段だったバンコクでは、リバーサイドの建物は川から乗り入れることを前提で設計されているよ!
だから川側のエントランスがどこも豪華!
見どころ① アイコンサイアム
リバーサイド最大のショッピングモール、ICONSIAM(アイコンサイアム)が左手に見えてきました。
ICONSIAMも川から見ると、近未来型でめっちゃワクワクする形してますよね。
陸路から行くと少しアクセスが悪いICONSIAMは、ボートで行くのがオススメ。
ICONSIAMは、先ほどのBTSサパーンタクシン駅から、直通の専用シャトルボートも出ていますよ。
見どころ② リバーシティ
ICONSIAMを越えると、右手にアートセンターのリバーシティが見えてきました。
リバーシティからは、ミシュラングルメを食べながら、バスでバンコクの景色を堪能できる「Thai Bus Food Tour(タイバスフードツアー)」も出ています。
見どころ③ 聖ロザリー教会
続いて、右手にバンコクで最も古いカトリック教会の一つ、聖ロザリー教会が見えてきました。
タイでは、17世紀頃からポルトガル人との交流が始まり、当時の交通の要であったチャオプラヤー川流域は、バンコクの中で最も教会の多いエリアになります。
チャオプラヤー川沿岸は、再開発をしているところと、100年以上景観が変わっていないかのような古い建物とが混在しており、それがまたバンコクの奥深さでもあります。
チャオプラヤー川を遡りながら、タイの歴史を遡るのも面白い!
N5 ラーチャウォンに到着。この乗り場は、ヤワラート(中華街)とオンアン運河の丁度真ん中あたりに位置します。
どちらに行くにも少し距離があるのが難点ですが、倉庫街の多いこのエリアも街並みが素敵なので、散歩がてらここからヤワラートなどに行ってみてもいいと思います。
見どころ④ 2つの橋
2つの橋が続くスポットの1つ目、プラポックラオ橋をくぐります。
この橋には、2020年に完成した空中回廊「チャオプラヤースカイパーク」があります。
2つ目の橋のメモリアルブリッジの方は、2階席だと手を伸ばせばとどくのでは?と思うほど頭上ぎりぎりに橋があって、アトラクションのような楽しさがあります。
2つ目の橋を越えると、右手にパークローン花市場に続くエリアが見えてきます。
見どころ⑤ サンタ・クルス教会
左手に、ポルトガル人居住区であったクディチン地区のサンタ・クルス教会が見えてきました。ここも本当にオススメの街歩きエリアですよ!
クディチン地区も素敵なスポットなので、ホントはここにも停船してほしい~!
N7 ラーチニーまできました。ここからワット ポーに行ったり、MRTサナームチャイ駅に乗り換えることができます。
※2023年現在、ワット・ポーに一番近い[N8ターティアン]は改装中となっています。ワット・ポーに行きたい場合は、ここ[N7ラーチニー]か、ワット・アルン船着き場から渡し舟を使ってアクセスしましょう。
ワット アルン対岸に立ち並ぶホテルたち。2023年現在、このエリアも絶賛工事中。いずれきれいな桟橋ができそうです。
見どころ⑥ ワット・アルン
そして左手には、チャオプラヤー川観光の目玉、ワット・アルンが見えてきました!
水上ボートの2階席から見るワット・アルンは、目線も高く、対岸から見るよりも間近で大迫力!
見慣れていたはずですが、その偉大さに改めて気づかされました。
ここで降りて、そのままワット・アルンを観光することもできますよ。
この景色が30バーツで拝めてしまうのだから大満足!
見どころ⑦ ワット・プラケオ
ワット・アルンを拝んでいると、今度は右手にワット・プラケオ(王宮)も見えてきました。
ワット プラケオ(王宮)を訪れる場合は、[N9ターチャーン]で降りましょう。
ここから降りてワット・プラケオに向かうと、旧市街らしい建物が素敵なGolden Placeや、海軍のグッズが買えるタイ王国海軍婦人協会ショップなどに立ち寄ることもできます。
見どころ⑧ ターマハラートモール
[★The Maharaj]はターマハラートモールに直結。
このモールには、タイ衣装レンタルショップSENSE OF THAIや、プーパッポンカリーで有名なサボイ・シーフードが入っています。
左岸の[N11プランノック]まで来ました。
この乗り場の近くにあるワンラン市場も、ローカル色満載で素敵な市場です。
サトーン船着き場からぴったり30分で、終点の[N13プラーアーティット]に到着しました。
ここからは、バンコク国立博物館やカオサン通りなどに行くことができます。
プラーアーティット船着き場にも、きちんとHop On Hop Off Boatの専用チケット売り場がありました。
まとめ
「Hop On Hop Off Boat」は、1回乗車券なら30バーツで、チャオプラヤー川の見どころをぎゅぎゅっと見れてしまう、最高のツーリストボートです。
チャオプラヤー川流域は、歴史と文化の詰まった、素晴らしいエリアだなと実感できます。
行ったことのある場所を、船からの視点で見られるというのも新感覚。
30分の船旅を楽しむも良し。目的の観光地の船着き場に降りて、川からのアプローチを楽しむも良し。
是非、1度は乗ってみてくださいね。
※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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