こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
バンコクから北東へ約560キロメートルのところにある、北イサーンの都市ウドーンターニー。
ウドーンターニーの乾季だけにみられる蓮池(タレーブアデーン)の美しい夜明けは、年末年始のお出かけ先として人気がありますよね。
そんなウドーンターニー県ですが、みどころが郊外各地に散らばっていて、「タレーブアデーンの他にどこいこうかな?」というのが悩みどころの場所でもあります。
この記事では、ウドーンターニー郊外の見どころについて、詳しく紹介していきます!
ちなみに、それぞれのスポットの位置関係はこんな感じ。
どれもウドーンターニー市内からは見事に離れてます。好みにあわせてお出かけ先を決めてみてね
ウドーンターニーの行き方
バンコクからウドーンターニーへの移動は、主に下の3つの方法があります。
飛行機で行く
ウドーンターニーまでは、スワンナプーム空港、ドンムアン空港それぞれで毎日複数便出ています(所要時間約1時間10分)。
スワンナプーム空港から出ている便
- ベドジェットエア
- タイ航空
ドンムアン空港から出ている便
- エアアジア
- ノックエア
- ライオンエア
ウドーンターニー空港にはリムジンサービスがあるので、市内や郊外への移動が可能です。
長距離バスで行く
長距離バスで、バンコク北バスターミナルから行く(所要時間約10時間)。
ウドーンターニーは北イサーンの中では大きな都市なので、バスターミナルも複数あります。
市内中心地にあるセントラルプラザ・ウドーンターニーはどのバスターミナルからもアクセスが良く、タクシーが常駐しています。
ここを移動の拠点にするのもオススメです。
電車で行く
特急列車でクルンテープ・アピワット中央駅(バンスー中央駅)から行く(所要時間約10時間半)。
タレーブアデーンを見る際は、ウドーンターニーに早朝に着けばいいので、寝台列車もおすすめ!
ウドーンターニーの駅舎は新しく、地方に来たという感じがしなかったです。
私たちが訪れたときは夜だったので、タクシーは見かけませんでしたが、トゥクトゥクがたくさん停まっていました。
ウドーンターニー郊外の観光スポット
ウドーンターニー郊外のオススメ観光スポットは以下の通り。
タイ人もウドーンターニーに行くと必ずいく人気スポットばかりです。
移動時間がかかるので、ウドーンターニー市内から、タクシーのチャーター等で訪れるのがいいでしょう。Grabも使えますよ!
【カムチャノート・ワンナーキン】イサーン最強のパワースポット
カムチャノート・ワンナーキンは、ウドーンターニー市内から車で北東に1時間50分程、サコンナコーン県との県境の場所にあります。
この場所は、イサーンのタイのナーガ伝説における聖地とされており、パワースポットとしてタイ人の間でも大人気の場所です。
訪れた人数の指標ともなるGoogleMapのクチコミ件数は、なんと1万2千件!!
こんなタイの奥地に、これほどたくさんの人が訪れるスポットがあるなんて驚き!
カムチャノート・ワンナーキンは、池の浮き島の森の中にあります。
イサーンの山奥に浮き島??と、いまいちイメージがわきませんよね。
航空写真で見ると、大きな池の中にできた島のようになっているのがわかります。
浮き島という文字通り、この区域は木の根が地面についていません。
周辺が洪水にあっても決して沈まないことから、現地ではこの地を「聖地」として敬うようになったのだとか。
入場料は無料ですが、入り口でパスポートの提示がありました。
橋のたもとでは、宝くじや記念写真などを撮影してくれる売り子さんがいました。
岸からは、100mあまりの橋を渡って聖地へ入ります。
橋を渡っているうちに、なんだか空気が変わった感じがして「お!不思議空間にはいったぞ!」という感覚をビシビシと感じます。
そう感じさせる一つの理由が、浮き島の中に生えている草木。
これが外のものとは全く異なっているのです。
この地の名前の由来にもなった、チャノートというヤシの木の一種が島内にはたくさん生えているのですが、このチャノートがこれほど群生している場所は、タイの中でもここだけなのだとか。
浮き島という特殊な環境が生んだ生態系なのか、とにかく景色が全く変わってすごく面白い!
この橋のナーガの体を、祈りながら手でさすって渡る人が多かったです。
橋を渡って右手に少し進むと、ナーガを祀った祠があります。
ここで祀られているのは、この地を治めているというナーガの王とその奥様。ナーガは人間に変化することができるのだそう。
神様が夫婦で祀られるというのも、タイでは珍しいですよね。
祠の周囲には、捧げられたナーガの置物がたくさん!
祠には、祈りをささげる参拝客が後を絶ちませんでした。左の奥にご神体があるのですが、写真を撮るのをはばかられるくらい神秘性がありました。
この島に入ってから背筋がビリビリしっぱなし。日本で例えるなら、屋久島の中に出雲大社がある感じ?
浮き島の中は、このような遊歩道が設けられていて、周囲をぐるっと回ることができます。
こちらがご神木となるイチジクの木。
この木に粉を擦り付けて、浮かび上がった数字を読み取ると、宝くじがすごく当たるのだとか。
タイの精霊信仰は各地にありますが、仏教とはまた異なる聖地の神秘性を感じます。
水位をはかる石が置かれていました。私たちが訪れたときは乾季だったため、ほとんど水がなく、あまり「島」という感じはありませんでした。
チャノートの木とシダの群生。景観が本当に周囲と違っていて、この地が聖なる場所と呼ばれるようになったのもよくわかります。
島の北側には、ナーガの体に囲まれた井戸がありました。
この井戸の水はメコン川に続いており、川の底にあるナーガの住む町につながっているのだそう。
ゆっくり歩いて1時間程で、浮き島を1周して戻ってきました。
名称 | カムチャノート ワンナーキン |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 8:30〜16:30 |
【プー・プラ・バード歴史公園】先史時代の岩絵
プー・プラ・バード歴史公園は、ウドーンターニー市内から西に車で1時間10分程の場所にあります。
歴史公園内は広く、ひととおり歩いて見て回ると2~3時間はかかります。
私たちが訪れたときはあまり時間が取れなかったので、ハイライトである奇岩が見られるところを中心に歩きました。
駐車場で車を停めてから、林の中を歩いていきます。
林を抜けると、開けた場所に奇妙な形をした岩が顔を出しました。
プーは「山」、プラバートは「聖なる足跡」を意味しているそうで、9世紀から11世紀にかけて、仏教の祭事場としても使われていました。
岩でできているお寺だったのでしょうか、結界石のような岩が円形状に並んでいました。
細い石なのにしっかりと立っていて、ストーンヘッジの様な風格です(ストーンヘッジ見たことないけど)。
「どうしてこうなった?」と思ってしまうような、浸食作用によってできた奇妙な岩がごろごろとあります。
最も有名なのは「ウサの塔」と呼ばれるキノコ型の岩。
この岩の形だけでも十分不思議なのですが、この細い部分をさらに削って石室にしたと思われる場所があって、崩れないのかドキドキしてしまいました。
奇岩の周辺を散策していると、突然摩崖仏が現れました。あまり見たことのない仏像の形をしていて、かなり昔のものであることがうかがえます。
こちらにも、非常に不安定な気持ちになる場所に置かれた石仏がありました。先ほどのものよりは後の時代のようですね。
子供たちは、奇妙な形の岩たちをもぐったり、間をすり抜けたりするのが楽しかったようです。
プー・プラ・バード歴史公園には、先史時代の人たちが描いた岩絵もあるのですが、予備知識なしで訪れた私たちは、その絵をすっ飛ばしてしまいました。
赤い塗料で描かれた人たちや、牛など動物の壁画もあるようです。
名称 | プー・プラ・バード歴史公園 |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 8:30〜16:30 |
公式サイト | Fecebook |
【ワット・パープーコーン】エメラルドグリーンに輝く天空のお寺
ワット・パープーゴーンは、ウドーンターニー市内から車で約2時間半の場所にあるお寺。
ルーイ県とノーンカーイ県、ウドーンターニー県の県境ともいえる山中にあり、山奥の山頂にあることから、イサーンの「天空のお寺」とも呼ばれています。
ワット・パープーコーンに行くには、麓の駐車場でソンテウに乗り換える必要があります。
ソンテウに乗って10分程ほど坂道を登っていくと、お寺へ到着。
階段の左右にあるシンハー。どことなく西洋風というか、洗練されています。
階段を登ると、広大な敷地内に規格外の大きさのお寺がどどーんと目に入ってきます。
デカいと聞いていたけど、実際に見てみると想像の3倍くらい縦にも横にも大きい!
ワット・パープーコーンは、2013年に完成した比較的新しいお寺なのですが、総工費は約19億円ともいわれています。
すべて寄付によってまかなわれたそうで、タイのスケールの大きさを改めて感じさせます。
大きな建物の入り口からは、中の涅槃像を正面にとらえることができます。
本堂には、イタリアから取り寄せた白い大理石でつくられた、長さ約20mの美しい涅槃像があります。
豪華なのですが、タイにありがちなギラギラした絢爛さではなく、上品な感じがします。
台座部分には、お釈迦様の生涯を描いた壁画がありました。
新しいからでしょうか、お寺というよりは美術館のような美しさを感じさせました。
本堂の扉部分も、はっとさせる美しいレリーフで彩られていました。
このお寺の面白いところは、山奥のででーんとだだっ広い敷地内に、どどーんと大きなお寺を建ててしまったところ。
周囲には、清々しいくらい何もありません。
最初は「天空のお寺は言いすぎじゃないかな?」と思っていたのですが、この孤高感は確かに天空の城を感じさせるものがあります。
本堂の右側には、建造に使ったであろう石が球体になって並べられてました。
8個あるから、これはもしや太陽系の惑星…?やはり天空のお寺なの??
本堂の横には、建造時の材料で作られたお守りなどが売られていました。
名称 | ワット・パープーコーン |
地図 | GoogleMAPで開く |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
ウドーンターニー郊外観光スポット まとめ
以上、ウドーンターニー郊外のおすすめスポット3か所を紹介しました。
どの場所も、ここならではの魅力にあふれていますので、お出かけの候補先にしてみてくださいね。
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