こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
今回は、アンパワーのロイクラトン祭りについて紹介します。
サムットソンクラーム県のメークローン川沿いにある町、アンパワー。
アンパワーと言えば、週末に行われるローカルな水上マーケットで人気ですよね。
夜になると、川岸で蛍が年中見られることから、夜のボートツアーも有名です。
そんなアンパワーのメークローン川は、11月のロイクラトン(ロイカトン)祭りの日には、なんと20万個ものクラトン(花で作られた灯篭)が流れるそう。
バンコクから近い割には、まだあまり知られていないアンパワーのロイクラトン祭り。どんな様子なのか訪れてみました。
アンパワー水上マーケットの場所と行き方
アンパワー水上マーケットは、バンコクから車で1時間20分程度で行くことができます。
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人気の観光地ですが、電車やロットゥーなどで行こうと思うと、アクセスは必ずしも良くないです。車を手配してしまうのがもっとも簡単。
現地で、タクシーやGrabなどをつかまえるのにも苦労するので、日帰りであっても宿泊でも、帰りの移動手段をしっかり確保して訪れるのがオススメです。
アンパワー水上マーケットの様子
夕方18時ごろ、水上マーケットを訪れてみました。
週末と変わらない様子で、左右にお店が並んでいます。
普段は雑貨やお菓子などが売られている屋台も、この日は川に浮かべるクラトンがたくさん。
豪華なものから変わったものまで、たくさんの種類のクラトンにあふれていました。
こちらは、パパイヤをスライスして、花びらのようにしたクラトン。
カラフルなお魚のエサでできたクラトン。食べられるとなくなるから、意外にエコ?
キャベツの葉で作られたものもありました。趣向を凝らして作られたクラトンを眺め歩くのも、お祭りの楽しさですよね。
ちなみに、アンパワーは「首折れ魚」と呼ばれる「プラートゥー」も名物。プラートゥーを模したお菓子などもありました。
普段は週末のみのアンパワー水上マーケットですが、ロイクラトン当日は、平日でも店が開いており、賑わいをみせていました。
夕暮れの川べりは、橋が明かりで彩られ、何度も訪れたくなる美しさがあります。
メークロン川をめぐるボートは、ホタル観賞ツアーと同じく、橋のたもとに待機していました。
料金は、普段の蛍ツアーと同じく1人60バーツ。子供は無料(2022年訪問時)。
出発は夕方18時半ということだったので、それまで市場を散策しました。
お祭りの日でも、全く商売っ気を見せないアンパワーが大好き!
アンパワー水上マーケットでロイクラトン
時間になり、乗客もそれなりに揃ってきたので、いよいよ出発。
ボートは、水上マーケットからメークロン川に出て下流の方に進みます。
この日も通常と同じく蛍の鑑賞がおこなわれました。
ロイクラトンの日は、毎年満月の夜に行われるのですが、2022年に訪れたときは皆既月食の日と重なり、ボートの上から満ち欠けする月を見ることができました!
ボートに乗る前に買ったクラトンに点火。
ツアーでは、クラトンをどこで流すといった指示はないので、ボートが一時停止した時に好きなタイミングで流しましょう。
水上ボートのスタッフがライターを持っているとは限らないので、持参しておくことをおすすめするよ
なんとも幻想的なことに、流れるクラトンを追いかけるように、1匹の蛍が飛び回っていました。
ロイクラトンと蛍の夢の共演は、アンパワー水上マーケットならではの魅力ですね。
蛍鑑賞を終えて上流に戻ってくると、水面に数えきれないほどの灯りがただよってきました。
ロイクラトン当日は、対岸のワット・プームリン・クティトーンでもお祭りが行われています。
というより、アンパワーではこちらがメイン会場のようです。
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アンパワー水上マーケットから車で移動すると10分程なので、ワット・プームリン・クティトーンにも寄りたかったのですが、残念ながらこの日は車がなかったので断念。
対岸にボートで行きたい!といったんだけど、駄目だったんだ。人が多くて危ないからかな
対岸ではたくさんの人がクラトンを流していました。
水面からけっこう高さがあるので、流すのがちょっと怖そう
そしてよく見ると、このクラトンは、バナナの幹にろうそくをつけただけの、非常にシンプルな作りでした。
20万個も流れるというアンパワーのロイクラトン。環境に配慮した結果、このような形になったのでしょうね。
ちなみに水上マーケット側では、このようなクラトンは見当たりませんでした。
船の形をしたバナナの幹が、線香の灯りを反射し、オレンジ色の光が帯のように連なって流れていきます。
その様子は、まさに幻想的の一言。
ボートから見える無数の光は、地上に降りてきた天の川のよう。
華やかなパレードなどはありませんが、ボートの上から静かに、ロイクラトン本来の美しさを味わうことができます。
19時半頃、上空に花火があがりました。
こんなに美しいのに、川を行き来する水上ボートは意外なほど少ないため、特等席のようにゆったりと花火を眺められました。
花火を考慮して18時半出発だったのかな。タイミングばっちり!
1人60バーツで、蛍とロイクラトンと花火を堪能できるなんて、最高ですよね。
1時間ほどのボートツアーを終えて、水上マーケットに帰ってきました。
水上マーケットはまだまだ賑わっていたので、行き来するボートを眺めながら夕ご飯を食べるのもおすすめです。
アンパワーの宿「ルアンサネーハー(House of Passion)」
今回は、お祭りをゆっくり楽しみたかったので、アンパワーに泊まってみました。
- 水上マーケットから徒歩圏内
- 早朝に托鉢ができる
- そこそこキレイ
というポイントを重視して、ルアンサネーハー(House of Passion)というお宿を選んでみました。
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House of Passionを漢字で書くと、激情天堂!
なかなか素敵な入り口です。
石造りの外観の建物。客室数が少なく、ゆったりと過ごせます。
お部屋は窓がないので少し暗く感じますが、室内はシックな造り。
水回りも比較的キレイでした。
ルアンサネーハー(House of Passion)の魅力は、建物の間にあるプール。
プール脇には、寝そべって休憩できるスペースがありました。
写真映えするので、ロイクラトンの衣装を着て撮影をしている人たちがいました。
お宿で早朝托鉢
早朝の托鉢は、お宿の屋外ダイニングの奥で行われます。
地図では川沿いではないと思ったけど、アンパワーは家の周りがあちこち運河みたいになってるんだね
家と家の間は川のようになっています。木が生えているところをみると、季節によってはこの水はなくなるのかも…?
一番特等席であろうこちらの席は、半分水に埋もれて、なんともシュール。
托鉢セットは、お宿の人に事前に伝えておくと、用意してくれます。
セットの中には珍しく、お薬も入っていました。こういう托鉢もいいですね。
しばらく待っていると、音もなく1人のお坊さんがボートに乗ってやってきました。
ボートのお坊さんに托鉢できるのは、アンパワー周辺ならでは体験だよ
お坊さんに、岸ぎりぎりのところまで来ていただいて、無事托鉢ができました。
アンパワー水上マーケットからは少し距離がありますが、十分徒歩圏内ですし、ルアンサネーハー(House of Passion)は、バランスのとれたいいお宿でした。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
ロイクラトン祭りは、スコータイ時代、川の女神プラ・メー・コンカーに感謝の祈りをささげたのが始まりといわれています。
アンパワー水上マーケットは、メークロン川に無数の灯篭が流れ、本来のロイクラトンの美しさを感じさせるお祭りでした。
環境にやさしく、シンプルなクラトンも独特で素敵ですよね。
バンコクから近く、平日であっても日帰りで行くことも可能ですので、ぜひロイクラトンのお出かけ先の候補の一つにしてみてください。
※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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