こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
バンコクの隣にあるサムットプラーカーン県、チャオプラヤー川がタイランド湾へと注ぐこの河口地域には、プラサムット・チェーディーと呼ばれる仏塔があります。
この仏塔の周囲で、 毎年、旧暦11月の下弦の月5日を開始日として、12日間に渡る大規模なお祭りが行われます。
その規模と訪れる人の多さから、バンコク最大規模ともいわれているこのお祭りの様子を詳しく紹介していきます。
2023年の開催スケジュール:11月3日(金)~11月14日(火)
プラサムット・チェーディーのお祭り
サムットプラカーン県は、チャオプラヤー川がタイランド湾にいきつく河口付近に位置しており、貿易が盛んだったアユタヤ時代から、重要な港町として発展していました。
プラサムット・チェーディーは、そのチャオプラヤー川の河口に建てられた仏塔です。
現在は陸続きになっていますが、19世紀の建設当時は浮き島の中にあったことから、プラサムット・チェーディーは、地元の人々の間でチェディー・クラーンナーム(水中の仏塔)として知られています。
バンコク王朝の歴代の王様が、毎年船でプラサムット・チェディーに参拝に訪れたことから、それにちなんだお祭りが開催されるようになったそうです。
2023年の儀式関連のスケジュール
11月2日(木)
- 午前:礼拝式
11月3日(金)
- 午前8時:開会式
- 午前10時:ボートパレード
- 午後2時:プラサムット・チェディー周辺で赤い布を巻く行列式典
11月6日(月)
- 午後5時30分:プラサムット・チェディー周辺でキャンドル行列の儀式
プラサムット・チェディーへの行き方
プラサムット・チェーディーのお祭りは、BTSパクナム駅をおりてすぐの場所で開催されています。
BTSプロンポン駅からBTSパクナム駅までは約36分なので、BTSで行くのがおススメです。
車でも行けるけど、びっくりするくらい混んでいて渋滞必至なので要注意!
BTS パクナム駅の 4番出口と6番出口から出ると、階段下からすでに人出でにぎわっていますので、人の流れに沿って移動しましょう。
プラサムット・チェーディーのお祭りの様子
BTSパクナム駅を降りた途端に広がるお祭りの景色。そのあまりの広さに圧倒されます。
子連れで行く場合は、この時点で子供のテンションはMAXになりますので、迷子にならない様によく注意してくださいね。
会場のおおまかな位置関係はこんな感じです。
BTSパクナム駅の近くにある、遊び場と移動遊園地のエリア。
これはビンゴゲームかな?景品のボリュームもすごいので、どの屋台に参加しても楽しそう。
日本の縁日もこんなにあったらいいのになと思うほど、たくさんの遊びの屋台があります。ひとつひとつが安いのもいいですよね。
ぶたさんのミルクやり。ぶたさん、お祭り期間中にミルクでお腹たぷたぷになりそう。
移動遊園地の乗り物もたくさんあります。
どれもそれなりに年季が入っているように見えるので、自己責任で乗りましょう。
お祭りのほとんどはBTSパクナム駅側で行われていますが、ボートに乗ってチャオプラヤー川を渡ることで、プラサムット・チェーディーのある対岸に行くことができます。
お祭り期間中は、臨時で乗り場が2か所あります。渡し賃は8バーツ(2023年)です。
ボートに乗っていると、だんだんときらびやかなイルミネーションに彩られたプラサムット・チェディーが近づいてきます。
夢の世界に訪れたような気分になり、ワクワクがとまりません!
上陸した先にも、人がたくさんいました。仏塔と思えないほどキラキラしてますね。
仏塔の周囲では、頭に「サイシン」とよばれる白い糸をつけてお参りしている人たちがいました。
お参りセット?を購入して参拝すると、手首にこの糸を巻いてくれました。
近づいてみると、仏塔は想像以上に大きく、荘厳さがあります。
対岸を振り返ると、2022年にオープンしたサムットプラカーン展望台が見えました。
プラサムット・チェーディー側にも観覧車があります。
観覧車はスピードが速いのでちょっと怖いかもしれませんが、高い目線で仏塔やお祭りの雰囲気が見られるので、怖くない方は挑戦してみるといいかも。
ちなみに、臨時の方ではなく正規の船着き場からくると、参拝ルートの屋台群を抜けてプラサムット・チェーディーに行くことができます。こちらを歩くのも楽しいです。
BTSパクナム駅側に戻ってきました。
プラサムット・チェーディーのお祭りの中でも有名な催し物が、この円柱状の建物の中で行われています。
中で行われているのは、バイクと車の壁走り!
観客は、円柱状の舞台の上から走りを見ます。
垂直の壁を勢いよくバイクが走りながら登っていきます。観客の真下でおこなわれる豪快な走り、爆音と迫力に圧倒されます。
こんな目の前で真横になって疾走するバイク。間違いなく日本ではみられないやつですね。
さらにすごいことに、バイクは2台に増え、なんと観客が上から紙幣(チップ)を差し出すと、走りながらドライバーが華麗にチップをかっさらっていきます。
遠心力がすごいのか、、タイ人ドライバーがすごいのか、、とにかくなんかもうすごい!!!
スピードが速すぎて写真で捉えきれないのですが、車も完全に垂直の壁をのぼっていき、こちらはドライバーさんが車の窓から身を乗り出して、チップを受け取っています。
バイクのスピード感もすごいですが、車も壁を走れるんだ…と初めて見る性能に感動。
食べ物の屋台も果てしなく続いていきます。海鮮もズラリ。
タイの市場でときどき目にする虫さんの唐揚げや、お好み焼き風の牡蠣(ホイトート)。
竹筒に、もち米(カオニャオ)とココナッツミルクを入れて蒸し焼きにしたお菓子「カオラム」。おはぎのような美味しさがあります。
「カノムクロック」というココナッツを使ったたこ焼きみたいなお菓子。このツノを生やして化粧をした方の屋台は有名なのか、たくさんの人が並んでいました。
広めのスペースをつかったムーガタ屋さんもありました。
屋台飯だとどうしても食べ歩きになってしまうので、座って休憩したいときはムーガタがおススメです。
まとめ
プラサムット・チェーディーのお祭りは、バンコクで初めて「あ、これは1日でまわりきれないわ」と感じたほどの規模のお祭りでした。
開催期間が長く、平日でも楽しめるというのもいいですよね。
特に、ボートに乗ってライトアップされたプラサムット・チェーディーに渡っていく楽しさはここならではなので、お祭り好きの方はぜひ訪れてみてください。