こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
バンコクで最も大きな北バスターミナルについてご紹介します
タイ国内を旅行をするときに、使いこなせるようになると行き先の幅がぐっと広がるのが「長距離バス」。
特に夜間に出発する夜行バスは、寝ている間に移動しますので、チェンマイやイサーン地方の都市でも、早朝には到着できてしまうという快適さ。
「金曜の夜に出発して土日旅行をして、帰りは飛行機」といった使い方ができれば、普段の週末でも、十分に旅行気分を楽しめてしまいます。
バンコクには長距離バスターミナルが3か所あるのですが、このうち最も利用客が多いのが「北バスターミナル(モーチット)」です。
ところがこの北バスターミナル。施設内が広く、チケットカウンターも数えきれないほどあります。
初めて訪れた人は、「どこでチケット買うの??」と途方に暮れること間違いなしです。
そこでこの記事では、比較的利用しやすいバス会社に限定して、主要な行き先別に、チケットの購入場所や購入方法などを、詳しく紹介していきます。
行き先は、北タイ / 中部・南タイ/ タイ東北(イサーン)方面。
アユタヤやカンチャナブリーといった、中距離向けのバス旅については、別の記事にまとめてあります。
【タイのバス旅】北バスターミナルへの行き方
北バスターミナルへは、BTSモーチット駅(Mo Chit)又はMRTチャトチャック・パーク駅(Chatuchak Park)からアクセスします。
駅からは、歩くと30分位してしまいますので、①タクシー、②バイタク(バイクタクシー)、③路線バスなどで移動しましょう。
タクシーやバイタクは、駅前に待機しています。
モーチット駅前のタクシーは、値段をふっかけてくることが多いので、メーター使用をお願いしたり、乗車前に価格を確認しておく方がいいよ
行き先は、「モーチット・マイ(หมอชิดใหม่)」と言えば伝わるかと思います。
バスで行く場合、バス停の場所はこの辺り。
BTSモーチット駅なら、4番出口をでてすぐUターンして直進します。
MRT チャトゥチャック・パーク駅なら、3番出口を出ます。
直進して200メートルほどいくと、バス停があります。
バスは、「52、94、122、134、136、138、145、517、529、A1」が北バスターミナルに停車します。
ルートにもよりますが、大体10~15分位で着きます。
路線バスの降車場は、北バスターミナルのロータリー内ではないので、着いた後は少しだけ歩いて移動しましょう。
【タイのバス旅】北バスターナルの施設内
北バスターミナルは大きな建物ですが、チケット売り場と乗り場をざっくりと分けると、こんな構造になっています。
1階 | 北タイ方面(建物外) 中部・南タイ方面(館内) のチケット売り場 長距離バスの発着場 |
2階 | 国営バス トランスポート社の オフィスフロア(使用しません) |
3階 | タイ東北(イサーン)方面 のチケット売り場 |
ちなみに、アユタヤやカンチャナブリーといった、中距離向けのバスは、反対車線側にあるチャトチャックミニバスステーションというところが別にあります。
入り口から建物に入ると、すぐの場所にゲートと手荷物チェックのカウンターがあります。
今まで利用してきて1度も手荷物チェックをうけたことがないので、そのままスルーしてOKです。
1階正面入り口を入ってすぐのところに、インフォメーションカウンターがあるので、なにかわからないことがあれば、相談してみましょう。
建物をそのまま進むと、いくつか外への出入り口があります。この先が、長距離バスの乗り場になります。
こちらにも改札みたいなチェックポイントがありますが、特に切符などを持っていなくても出入りできます。
乗り場は全て、番号で管理されています。
購入したチケットに何番から乗るのか書いてあるので、事前にどのあたりの乗り場なのかを確認しておくと、安心かもしれません。
バスターミナル内には、1階の左右にセブンイレブンがあるので、出発前に買い忘れたものがあっても安心。
セブンイレブンのさらに奥には、フードコートがあります。
カフェやドーナッツ屋もあるので、待ち時間の間も意外に快適に過ごせますよ。
【タイのバス旅】利用しやすいバス会社
①タイ国営のバス会社 トランスポート社(ボー・コー・ソー)
トランスポート社はこのマークが目印の、国営のバス会社です。
バスや看板に数字の「บขส.999」を掲げており、タイ語の999(ガオガオガオ)の通称でも知られています。
トランスポート社は、この北バスターミナル内にオフィスを構えているということもあり、最も多くのチケット売り場があります。
行き先はタイ各地を網羅している他、ラオス行きなどの国際線も出ています。
民間バス会社と比べても、車内の快適さは遜色ありません。
公式Webサイト | トランスポート社(ボー・コー・ソー) |
②ナコンチャイエアー
ナコンチャイエアー社は、サービスに力を入れている民間のバス会社。
「エアー」の名前からわかるように、「飛行機のように快適な車内での移動」をサービスモットーとしています。
型式の新しいバスに当たると、飛行機内のように座席のモニタで映画を見ることが出来たり、通路がカーテンで仕切られているなど、快適さがかなりあります。
椅子のリクライニングもきいちゃいますよ。
サービス感が強すぎて、逆に車内が寒いという話も。基本的にどのバスに乗ったとしても、防寒用に上着はあったほうがいいかも
公式Webサイト | ナコンチャイエアー(Nakhonchai Air) |
③ソンバットツアー
ソンバットツアー社も、サービスがいいと評判の民間のバス会社です。
ツアーと名前がついていますが、旅行代理店ではありません。
こちらも車内にモニターがあったり、軽食が出たりします。
公式Webサイト | ソンバットツアー(Sombat Tour) |
ちなみにナコンチャイエアーもソムバットツアーも、こことは別に独自のバスターミナルが周辺にあります。
ここ、北バスターミナルで出発の場合は「モーチット発」となりますので、間違えないようにしてください。
北タイ方面のチケット売り場
ここからは、各地方行きのバスのチケット売り場をそれぞれ紹介します。
北タイ方面行きのバスのチケット売り場は、1階の建物の外側にあります。
なんでチケット売り場が外なんだよー。初めて来たとき、どこに売り場があるのかわからなくて、あちこちさまよってしまったよ
オレンジ色のカウンター(26番)が、タイ国営のバス会社であるトランスポート社のものです。
トランスポート社の左側に、ナコンチャイエアーのカウンター(24~25番)もありました。
電光掲示板なところが、サービス重視のナコンチャイエアー!って感じがする。
ソンバットツアーのカウンター(15~16番)は更に左、入り口部分の反対側にあります。
タイ東北(イサーン)方面のチケット売り場
タイ東北(イサーン)地方のチケット売り場は、3階にあります。
この売り場で販売している、主な東北(イサーン)方面の都市
- チェンカーン、ルーイ
- ウドーンターニー、コーンケーン
- ウボンラーチャタニー、ブリラム、スリン
- ナコーンパノム、サコーンナコン
- 国際線:ラオス(ヴィエンチャン、サワンナケート)などなど
3階部分も、ロータリーから直接アクセスできる入り口があるのですが、入ってすぐの場所に、トランスポート社のインフォメーションセンターがあります。
1階から行く場合には、エレベーターか階段を使用しましょう。
トランスポート社のカウンターは、インフォメーションセンターの向かい側。
かなりたくさんの窓口があります(95~101番)。
ナコンチャイエアーは、同じ3階フロアの奥の方のカウンターにあります。43番が東北地方全般、44番はナコーンラーチャシマー行きの窓口です。
バンコクに次ぐ人口を抱える、イサーン地方の玄関口ともいえるナコーンラーチャシマー。専門窓口があるほどたくさんの人が乗るんだね
ソンバットツアーのカウンターは、その左側にありました(38番)。
中部・南タイ方面のチケット売り場
中部・南タイ方面のチケット売り場は、1階中央インフォメーションセンターの奥にあります。
大きな電光掲示板があるのでかなり目立ちますね。
ここがトランスポート社のチケット売り場になります。
プーケットをはじめ、ビーチリゾートへの観光客のバス旅行を誘致するためか、新しい窓口ができていました。
この売り場で販売している、主な都市
なんとなく飛行機で行くのが当たり前だと思っていた南タイのリゾートエリアも、バスで行けてしまうんだね
パタヤ方面のチケット売り場
北タイバスターミナルは中長距離用なので、アユタヤやカンチャナブリーといった割と近いエリア行きのバスは、近くの別のチャトチャックミニバスステーションというところから発着しています。
ただ、パタヤは利用客が多いからか、ちゃんと窓口がありました。
先ほどの電光掲示板の右側に、パタヤ行きのカウンターがあります。
ここはわかりやすさを重視したのか、英語で表記。外国人観光客がいつも並んでいます。
パタヤに行く方法はいっぱいあるので、あえて北バスターミナルまで買いに来る人は少数派かもしれないけど、参考までに
バスのチケットの買い方
窓口でのバスのチケットの購入はとっても簡単!
行き先、乗車日、人数を伝えるだけ。
日付の間違いがないよう、場所と日付を書いたメモ書きを持っていって見せれば、タイ語が話せなくても問題なく買えます。
座席は一応普通席とVIP席がありますが、数十バーツしか変わらないので、VIP席を選んでおきましょう。
チケットは乗客の名前を印字して、その場で発行してもらえます。
行き先、乗車日、乗車時間に間違いがないか確認しましょう。時間の横に書いてある数字が乗り場の番号になります。
チケットは、基本的に出発日の1か月前から購入可能です。
もう少し先の日付でも買えたこともあるので、目安程度で考えて
まとめ
バンコクで一番利用者が多い、北バスターミナル。
バスのチケットはオンラインでも買えますが、沢山の人がタイ全土に旅立っていくこの場所が好きで、いつもチケットをわざわざここまで買いに行ってました。
バス利用を覚えると、タイ国内の旅行の選択肢がぐっと広がりますので、まだ乗ったことがないという方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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