こんにちは!Sunnysideです。夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡っています。
今回はタイ国立公園の入場料金が改訂された事について触れています。
タイには多くの国立公園があり、中に入るには入場料がかかります。
この入場料金が、2022年6月7日から全面改定となりました!
タイ人と外国人で入場料金が別に設定されている、ということを知っている方も多いかと思います。外国人の入場料はタイ人のものより高いんです。
タイ在住で、就労VISAを持っていて、タイ語を話せても、外国人料金を払わないといけないというこの料金体系には、以前から撤廃を求める声もありました。
残念ながら今回の改定では同一価格にはなりませんでしたが、外国人料金は全体的に下がった印象があります。
そこでこの記事では、国立公園の新料金体系についてと、入場料金ごとにどんな国立公園があるのかを詳しく紹介していきたいと思います!
タイ国立公園の新料金体系
今回の料金改定では、タイに133か所ある国立公園を、4つのグループに分けて設定しています。
子供料金が大人料金の半額なところはタイ人、外国人共通です。
こちらが料金一覧表になります。(単位はバーツです)
タイ人
大人 | 子ども | 60歳以上 | |
Group1 | 20 | 10 | 無料 |
Group2 | 40 | 20 | 無料 |
Group3 | 60 | 30 | 無料 |
Group4 | 100 | 50 | 無料 |
外国人
大人 | 子ども | 60歳以上 | |
Group1 | 100 | 50 | 100 |
Group2 | 200 | 100 | 200 |
Group3 | 300 | 150 | 300 |
Group4 | 500 | 250 | 500 |
※子供料金が適用されるのは3歳以上、14歳未満
※60歳以上の高齢者も、外国人の場合は入場料が発生します
※お坊さん、3歳未満の子供、体に障碍のある方はタイ人、外国人関わらず無料
車両の乗り入れも料金が発生します。
オートバイ | 20 |
4輪車 | 30 |
6輪車 | 100 |
6輪以上10輪未満 | 200 |
※自転車の乗り入れは無料
料金別!タイの国立公園リスト
Group1の国立公園(全67か所)
外国人の大人料金が100バーツのグループ1は全67か所あります。代表的な国立公園は以下の通り。
- チェンマイ県のドイ・ステープ・プイ国立公園(チェンマイ県)
- カオコー国立公園(ペッチャブーン県)
- カオラックラムルー国立公園(パンガー県)
国立公園の約半分が100バーツで入れるのかと思うと、結構安く感じる?
いやいやタイ人料金は20バーツなんだからやっぱり高いか。
ドイ・ステープ・プイ国立公園は、チェンマイで最も有名な寺院の一つ「ワット プラタート・ドーイステープ」があるステープ山を中心とした国立公園。
ペッチャブーン県のカオコー国立公園。乾季には雲海を見ることができる他、グランピングやキャンプ場所として有名です。
カオラックのリゾートエリアの南側に位置するカオラックラムルー国立公園。トレッキングの先に手つかずの海を見ることができます。
Group2の国立公園(全55か所)
外国人の大人料金が200バーツのグループ2は全55か所あります。代表的な国立公園は以下の通り。
- カオヤイ国立公園(ナコンラチャシマー県)
- シーサッチャナライ国立公園(スコータイ県)
- パー・テーム国立公園(ウボンラーチャタニー県)
- カオソック国立公園(スラータニー県)
カオヤイ国立公園って改定前は400バーツだったと記憶しているので、半額はとてもありがたい!
「国立公園」と言えばカオヤイ国立公園、というくらい日本人には馴染みの場所ですね。トレッキングでリフレッシュできる場所です。
スコータイの「シーサッチャナーライ歴史公園」のさらに奥地にあるシーサッチャナライ国立公園。遺跡を見てしまうとなかなか国立公園までたどり着かないというジレンマ。
ウボンラーチャタニー県にある、先史時代の壁画も見ることができるパー・テーム国立公園。こちらも400バーツから半額に!嬉しい。
スラータニー県のカオソック国立公園。世界最古の熱帯雨林とチャオラン湖の石灰岩が織りなす景観が有名です。
Group3の国立公園(全9か所)
外国人の大人料金が300バーツのグループ3は全9か所あります。代表的な国立公園は以下の通り。
- ケーンクラチャン国立公園(ペッチャブリー県)
- ドイ・インタノン国立公園(チェンマイ県)
- サイヨーク国立公園(カンチャナブリー県)
- エラワン国立公園(カンチャナブリー県)
- タンボクコラニ国立公園(クラビ県)
- パンガー湾国立公園(パンガー県)
この辺りになってくると、この景観を守るために必要な維持費なんだろうなあ、というのが分かる気がする。
ペッチャブリー県にあるタイ最大の国立公園、ケーンクラチャン国立公園。このエリアの宿泊施設、リフレッシュできそうな場所が沢山ありますよ。
カンチャナブリー県のエラワン国立公園。「タイで一番美しい滝」と言われているエラワンの滝が有名です。
パンガー湾国立公園。マングローブの林を抜けた後に広がるパンガー湾を、カヤックで回るのがオススメです。
Group4の国立公園(全2か所)
外国人の大人料金が500バーツのグループ4はタイでも2か所のみ。
- シミラン諸島国立公園(パンガー県)
- スリン諸島国立公園(パンガー県)
タイで2か所しかない、500バーツの国立公園!この美しい海を守るにはやむを得ない
パンガー県にあるスリン諸島国立公園。タイ屈指の海の綺麗さと、海洋民族モーケン族が住む集落がある場所として有名です。
グループ別の国立公園一覧
こちらが各Group毎の国立公園の一覧表になります。
検索欄に行く予定の県の名前を入れると、その県の国立公園リストが出てきます。
(スマホだと見づらいので、じっくり見るならPCからがおすすめ)
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タイの国立公園 料金体系まとめ
以上、タイの国立公園の新料金体系について紹介しました。
今回の改定で、いくつかの国立公園の入場料金が安くなって嬉しかったです。
登山やトレッキングのイメージが強い国立公園ですが、ドライブをして標高の高い場所からの景色を楽しんだり、海の国立公園をボートツアーで回ったりと、様々なものがあります。
旅行先でチェックして足を運んでみるのも楽しいと思いますよ。