コロナ以前は、本帰国が決まったら一度日本に一時帰国をして、家探しをして幼稚園や学校を見学して…なんてことをしていたなんて信じられます?
ここ数年、自由に一時帰国もできない状況から、本帰国の家探しもオンラインで行うことが通例になってきました。もちろん日本に帰ってから家探しをする方もいると思いますが。
私の場合、帰国後に娘に幼稚園に一刻も早く通ってほしいから(切実)、なんとしても早く家を決めたかった。なので、タイからオンラインで家探しをしました。
日本で8年不動産営業マンをしていたので、家探しのコツは分かっているつもりです。
この記事では、私の思うオンラインでの家探しのポイントをお伝えしたいと思います!!
土地勘のない場所での家探しどうする?
駐在員の場合、全く土地勘のないエリアに本帰国ということも多々ありますよね。
そういう場合、こんな感じで家探しを進めていけばいいと思います。あくまで私の意見ですが!!
不動産情報サイトで大体の相場感を得る
何も分からない状態でも、ひとまず会社から通勤できそうな範囲内で、希望条件を打ち込んでみて、物件の相場感を掴んでいきましょう。
ちなみに私は、都心に近い便利な立地で条件を打ち込んでみたら、1LDKとかしな出なくて愕然としました笑
そうなったら、もう少し都心より遠い場所に設定していって…と見ていけば、なんとなく条件に合いそうな場所が出てくるはず。
今はチャットで物件を提案してくれるサイトもあるみたいです。
友人知人におすすめエリアを聞く
その地域に住んでる同僚の方や、友人知人がいれば、「子育てしやすい街ってどのあたり?」とか、「このエリア気になってるんだけど住みやすい?」など、ざっくばらんに聞いてみましょう。
実際に住んでる人の声は参考になると思います。
ただ、当たり前ですが人それぞれ部屋の予算や希望の家のイメージって違うから、それだけでは不十分。
ここはプロの意見にも頼りましょう。
不動産営業マンにエリアの解説をしてもらう
友達に聞いたり、情報サイトを見たりで、なんとなく「このあたりのエリアがいいかな?」っていうのが掴めてきたら、そのエリアを担当する不動産会社に問い合わせてみましょう。
個人的には、最低2社は問い合わせするのがオススメ。3社以上になってくると、やり取りが大変になってくるイメージです。
で、あくまで私ならなんですが、最初にオンライン面談を申し込みます。
「このエリアで、これくらいの予算で、間取り2〜3LDKで、子育てしやすい物件を探していますが、土地勘がないのでエリアの解説をお願いできますか?」と。
地図を見ながらプロのエリア解説してもらうんと、今後自分が物件情報を見るときに、イメージがしやすくなるんですよね。
「この予算だとA駅近くは狭い部屋しかないけど、B駅だと良い部屋が出てくる」
「このあたりは一戸建てばかりで賃貸マンションの数は少ない」
「この駅は北側と南側では治安の良さが違う」など、不動産に携わる人ならではのアドバイスが出てくるはず。
あと営業マン的にも、一度お客さんと直接話すことで、親しみが増すというか、余計に「頑張らなきゃ!」ってやる気が出ます。(私だけかな?)
本格的な家探しは入居の1ヶ月前から。それまでは情報収集
賃貸の場合、契約から入居までの間っておおよそ1ヶ月なんです。
ですので、例え良い家が見つかっても入居が2ヶ月先だと止めてもらえない可能性があります。
実際、私の場合もありました。
入居できる日(本帰国後隔離明けすぐ)の2ヶ月くらい前から家探しをはじめて、見せてもらった部屋が凄く良かったので押さえようとしたら、「この部屋は人気だから2ヶ月は待てない」と言われて。
もちろん住まなくても1ヶ月分多く家賃を払えば申し込めるけど、そこまでするのもなということで諦めました。
ですので、入居予定日の2ヶ月前は情報収集して、希望エリアや住みたい家のイメージを固めて、本腰を入れて内覧するのは1ヶ月前で良いと思います。
気になる物件があれば平日でも即オンライン内覧
賃貸マンションって、良い家は本当にすぐ決まっちゃうんです。
特に週末は家探しをする方が多いので、気になってた物件に先に申し込みが入ってしまうことも。
ですので、おおよそ条件が決まってきた段階なら、気になる物件があれば紹介してもらってすぐ、平日でもいいから見せてもらいましょう。
オンライン内覧のメリットの一つは、夫婦が別の場所にいても物件が見れること。
もし旦那さんが仕事の場合でも、可能なら別室に移動してもらって会社から少し見てもらうとか、内覧の様子を録画しておいて昼休みに見てもらうなど、早め早めに行動するのが吉です!
営業マンも週末より平日の方がアポイントの調整がしやすいので、希望の時間で見せてもらえることも多いですよ。
もちろん、まだ家探しの初期段階で、家のイメージを掴むための内覧であれば、夫婦で意見をすり合わせるために週末に一緒に見たらいいと思います。
営業マンの提案以外にも自分でもHPで物件をチェックしていこう
いくつか不動産屋に問い合わせをすると、物件の情報を送ってもらえると思うんですが、それ以外でも自分チェックしていきましょう。
私のオススメはHOMES(ホームズ)。
初期の頃に見ると物件数が多すぎて疲れちゃうので、エリアが固まってきてから詳しく見ていくのがオススメ。
不動産業界には、不動産業者しか見られない物件情報のデータベースがあるんですけど、このサイトが一番それに近いです。市場に出ている情報ほぼ網羅しています。
もちろん、まだ登録されてない新規情報や、成約しているのに掲載しっぱなしの情報というのもあるので完璧とは言えないんですが。
というわけで、HOMESを見て気になる物件があれば、探してもらってる営業マンにリンクを貼り付けたメールを送って「これも見たい」とリクエストしてみてください。
家探しって、営業マンと住みたい家のイメージを共有することが一番大事だと思うので、その共有作業にも役立ちます。
安い物件には何かある。なぜ安いのか確認すること
部屋情報を見ていると、時々「あれ!これ安い!」って家があるんです。
でも不動産って掘り出し物ってないんですよ。全部相場が決まってる。
なので、周りより安い物件って、何か理由があることがほとんどなんですよね。
私の見ていた物件のケースで行くと、
- バルコニーの向かい側に大きなマンションが建っていて日が当たらない
- バルコニーから見える景色が墓地
- 洋室にエアコンがつけられない
なんていう部屋がありました。
特にエアコンがつけられないなんて、部屋の写真を見ただけでも全然気づかないので、営業マンの方に教えていただいて助かりました。
便利な立地で、古いけど部屋も綺麗にリフォームされてたからすっかりその気になってたのに。古いマンションで時々あるんです。
隣が墓地とかっていうのは、気にする人と気にしない人がいて、気にしない人なら安くてラッキーなので、それは掘り出し物と言えるでしょう。
とにかく、物件情報を見ていて「なんでこんなに安いんだろう?」ってものがあれば、その理由を営業マンに必ず聞くようにしてください。
良い部屋が見つかった!最後の確認に役立つ情報サイト
頑張って家探しをして、いいなあと思う部屋が見つかりますよね。でもやっぱり家を決める前って不安ですよね。
GoogleMAP
これはもう誰しもが絶対に見てると思いますが。オンラインで家を決める際の必須ツールですね。
ストリートビューで家の周辺の環境、駅までの道のりを確認。最寄りスーパーやコンビニの場所の確認。幼稚園・学校の確認。
気になる物件は内覧の前にこれらを調べてから臨みました。地図で見て気になったことは、内覧時に営業マンにも聞けるので。
生活ガイド.com
全国の市及び東京23区ごとに200項目以上の行政データを、カテゴリ別に調べることができるサイト。
A市とB市の比較(自分で選べる)という形で相対的に行政データを見ることができるので、とても役立ちます。
- 結婚・出産祝いの有無
- 市独自の子育て支援サービス
- 子ども医療費助成
みたいな内容を一挙に見れるのは面白いと思います。営業マン時代に参考によく見てました。
マンションノート
マンションの口コミが見れるサイト。なんと賃貸マンションの口コミまで見れるのはすごい。詳しく見るためには自分も今まで住んだマンションの口コミを書く必要があります。
鵜呑みにしすぎるのはダメですが、参考にはなるかと思います。
みんなの幼稚園/保育園情報
これも家探しの段階ではまだ不要かもしれませんが、幼稚園と保育園の口コミサイトも少しだけ参考にさせていただきました。
まあ日本の場合、口コミより先に「入れるかどうか」が一番のポイントなんですけどね汗
運よく空きがあって助かりました…!
オンラインで家探しについてまとめ
以上、本帰国時のオンラインでの家探しについてまとめてみました。
家が決まるまでって本当にヤキモキするし、ストレスもかかるし、大変だと思うんですが、良い物件は必ずあるはず。
ちなみに私、元々の希望よりも都心からだいぶ離れたエリアになったし、部屋も狭くなったけど、住環境と建物の新しさ優先で探したので、満足しています。
100点満点の物件はないので、家に対して優先したいことを、譲れないこと、譲ってもいいことをご家族で話し合っていくのが何より大事です。
良い家が見つかりますように!
※2022年9月現在:1バーツ=約3.9円
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