コラム

【2021年7月末】タイにおける新型コロナウィルスの感染者数と関連トピック


タイのコロナについて7月末時点でのまとめです。

8月分はこちら

https://www.bangkok-pukuko.com/entry/covid-thailand-202108
いつも月初にInstagramとTwitterでシェアしてるんですが、好評なのでブログにも載せておこうということで。
そうだ私ブロガーだったわ。
必要であれば日本の家族友人知人にシェアしてください。タイの現状も知ってほしい。
6月まではコロナの恐怖もありつつも、どちらかというと規制が厳しくて辛い…って感じだったのですが、7月は感染者数・死亡者数が爆増しデルタ株の恐怖と戦う日々。

ターミナル21(2021年7月撮影)スーパー薬局以外の店舗は閉鎖されています。
ターミナル21(2021年7月撮影)スーパー薬局以外の店舗は閉鎖されています。

7月の1ヶ月で感染者約14,000人増ですからね。
そんな状況なので、日本に帰国する人も増えてきました。

タイにおける新型コロナウィルスの新規感染者数推移

ではまず、タイの”新規”感染者数の推移です。


5月後半から6月頭にかけては、刑務所で大規模クラスターが起きて、そのせいで感染者数が増えているという状態でした。
でも6月中旬には刑務所内感染も落ち着いていて、それよりも市中感染が深刻化。
市中感染からの家庭内感染で、どんどん感染者数が増えていく毎日。
身近なコンドミニアムやお店でも感染者が出るのが当たり前になってきて、コロナが他人事ではない、自分ごととして皆が捉えるようになったのではないでしょうか。

エンポリアム(2021年7月撮影)スーパー薬局以外の店舗は閉鎖されています。

コロナ第4派が始まり早4ヶ月。厳しい規制が続いていますが、おさまる気配がありません。

タイのコロナワクチン接種状況


こちら7月末現在の状況。
タイでは現在アストラゼネカ、シノバック、シノファームが主流で、日本で摂取されているmRNAワクチンであるファイザー・モデルナはまだ打てる状況にありません。
シノバックはデルタ株への有効性が低いということで、日本人のほとんどはアストラゼネカを選択している印象です。
当初は血栓リスクもあるということでアストラゼネカは怖がられていましたが、このデルタ株が蔓延している状況で、打てるチャンスがあれば打っていっている状況。

バムルンラード病院

ただ、これは1回目が打てているだけで、2回目を完了している人はほとんどいません。12週間開けましょうということで、2回目接種は10月以降になるんじゃないでしょうか。
そんな中、7月中旬にいろんな病院でモデルナの接種予約が開始されました。でも第1回接種予定は10月以降。
予約日も確定せず本当に打てるのか…?と不安はあるのに、接種予約するためには前金が必要というのがアメージング・タイランド。
そしてその予約も開始2分で予定数に達して締め切られるなんて、もはや嵐のライブ並の勢いです。(今パッと嵐が思いついたけど、他に誰かいたら教えて。星野源とか?)
で、ですよ。
8月に突如現れた「ファイザー打てるってよ」情報!!
MedParkという病院で打てるらしいんですよ。一応予約完了した人もチラホラ見かけます。もうね。何がなんだか分かりません。


↑ちなみに5月と6月に作ってた摂取状況。タイ全土でワクチン接種を完了した人は、7月末で17.7%、6月末時点で9.7%で少しずつ状況は改善していっています。
まあ、そのうちの多くはシノバックを打ってる人だろうから、もうどうやっても不安はぬぐえませんが…!

7月末現在でのタイのコロナ関連トピック

デルタ株猛威で死亡者が急増

デルタ株の恐ろしいところが感染者数もですが、その死亡者数です。

5月1日は21人だった新たな死亡者が、7月後半には死亡者数が平均100人。

8月2日では178人を記録しています。2021年8月現在どの病院も満床で、コロナ陽性者で症状が出ていても、入院できないケースが増えています。

そんな状況なので、タイにある企業も駐在員に一時帰国命令を出すところも増えてきました。一時帰国ではなく、そのまま本帰国となる人も。
子供も4ヶ月以上学校に行けてませんし、ほぼ外に出れていませんからね…。教育面を考えて帰国する人も中にはいそうです。

海外在留邦人の一時帰国ワクチン接種

一時帰国の目的のひとつとされているのが、海外在留邦人に向けたワクチン接種です。
日本国内に住民票を持たない海外在留邦人等の中で、居住国での新型コロナウイルスのワクチン接種が難しかったり、不安がある場合に日本に一時帰国してワクチン接種を行うことができる仕組み。
8/1より成田空港・羽田空港で実施されました。
とはいえ、実際に一時帰国するには、日本での政府の強制隔離&自主隔離、タイに戻ってからの強制隔離で計一ヶ月は隔離生活を送ることになります。もちろん高額な費用もかかります。
会社負担のところはいいですが、そうでないと一時帰国も簡単ではありません。

プーケット・サンドボックス

そうそう。7月1日から始まった、プーケット・サンドボックス。

ワクチン接種済みの外国人旅行者を受け入れる試みで、これを利用すると14日間の隔離無しでタイに入国可能になります。

到着後PCR検査で陰性が出ればプーケットで14日間自由に滞在できます。14日後にプーケット以外の都市に移動可能。

ただ、同じ便で陽性者が出れば、他の人も強制隔離になるというリスクもあります。

当初日本は対象外でしたが現在は対象になっています。

現在バンコクで閉鎖している施設

  • 学校、補習校および全ての種類の教育機関
  • 娯楽施設、パブ、バー、カラオケ及び類似施設
  • 個室付浴場。入浴施設、サウナ施設・闘鶏場、闘牛場、闘魚場等
  • 映画館、劇場・ウォーターパーク、遊園地、動物園
  • 子どもの遊戯場、子ども用遊具
  • スケート、ローラーブレード場及類似施設
  • ビリヤード場、ボーリング場、ボードゲーム場
  • ゲーム店、インターネット店
  • 公共プール及び類似施設、フィットネス場
  • 展示場、会議場、博物館、美術館、各種学習センター・文化センター、史跡関連施設
  • 公共図書館、民間図書館
  • 託児所、就学前児童施設・介護施設・ムエタイ場、格闘技ジム
  • 刺青店、ネイル店、ダンス場
  • 健康増進施設(スパ、マッサージ店、美容マッサージ店)
  • 各種競技場
  • 演劇場、遊技場・貸会議室・宴会場、及び類似施設
  • 公園、植物園、屋内のスポーツ施設
  • 美容室・理髪店


閉鎖が決まったシラチャタイガーズー

完全閉鎖のニュースが一時出たが、無期限の一時閉鎖中とのことだったラチャダーの鉄道市場
どこも厳しいよね。
はああああああ、コロナ早く終わってくれーーーー
※感染者数データはタイ保健省より

去年の第一波のときの日記

https://www.bangkok-pukuko.com/entry/covid19-diary-may
https://www.bangkok-pukuko.com/entry/covid19-diary-april
https://www.bangkok-pukuko.com/entry/covid19-diary

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